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内容説明
あなたの会社のDX
担当者に任せっぱなしになっていませんか?
DXプロジェクトを監督すべき立場の経営者や部門責任者に向けた、正しい決裁をするために必要なIT知識と判断力の重要性をまとめた一冊!
多くの企業がDXに取り組むなか、「成果が出ない」「プロジェクトが進まない」「IT担当者が辞めていく」といった悩みがあとを絶ちません。
著者はこうした現場に多く関わる中で、DXが迷走する企業には、決裁者がITに疎く、プロジェクトを部下や外部に任せきりにしているという共通点があると指摘します。その結果、進捗やコストを把握できず、判断が遅れたり、無駄な出費が発生したりするのです。
なかでもDXの中核をなすシステム開発では、「システム」というものの特殊性を理解しないまま進めると、トラブルが頻発します。ビジネスの常識が通じない場面も多く、だからこそ決裁者自身が最低限のITリテラシーを持ち、判断の軸を持つことが不可欠です。
著者はシステム開発に20年以上携わり、日本銀行と各銀行間での国債取引を担う大規模基幹システムの開発にも従事してきました。
高度な信頼性と正確さが求められる現場で培った経験を活かし、現在はスタートアップから中小企業、大手企業まで、さまざまな現場でDX推進を支援しています。
本書では、そうした著者の知見をもとに、DXの要となるシステム開発に焦点を絞り、現場でよく起こるトラブルをケーススタディ形式で解説します。読者が「自分ならどう判断するか」を選択肢から考える構成で、自身のITリテラシーのギャップに気づき、理解を深められるようになっています。さらに、IT担当者が抱える葛藤や、開発会社側の事情といった“裏側”にも踏み込みながら、プロジェクトを成功に導くためのヒントを分かりやすく紹介します。
DXに悩む経営層・部門責任者に向けた、実践的なヒントが詰まった一冊です。
目次
はじめに
第1章
ITに詳しい担当者がいるのに思いどおりにいかない……
それって実は経営者や部門責任者が原因!?
DXの成功確率は2~3割!!
DXが人任せになってしまう経営者・部門責任者側の事情
ITリテラシーが低いと失敗を担当者のせいにしがち
ITリテラシー不足が招くトラブル
経営者や部門責任者のITリテラシーが高ければ防げるトラブルは多い
第2章 ≪開発前≫
システム開発を担当者任せにしない
経営者・部門責任者主導でDXを推進するためのITリテラシー
本当にあったトラブル事例に学ぶ
選択肢を選ぶ際の注意点
ケーススタディを理解するためのヒント
特性① 目に見えない
特性② 正解やゴールがない
特性③ デジタルテクノロジーの変化が速い
システムの特性を知ることはITリテラシーを身につけること
【ケーススタディ1】外注と内製どっちがいいか
【ケーススタディ2】システム開発会社とのやりとりは誰がする?
【ケーススタディ3】IT担当者が次々と辞めるのは、なぜ?
【ケーススタディ4】IT担当者の雇用 給料はいくらが妥当?
第3章 《発注・契約》
よくあるトラブルはここから生まれる
システム開発会社選び・要件定義で後悔しないためのITリテラシー
システム開発会社選びでプロジェクトの成否が分かれる
【ケーススタディ5】スマートな見積もりの取り方とは?
【ケーススタディ6】開発費の見積もりは何を見て判断する?
【ケーススタディ7】要件はどこまで決めるべきか
【ケーススタディ8】ITコンサルタントを探すには?
【ケーススタディ9】システムはリプレイスが不可避?
【ケーススタディ10】トラブル回避の契約のコツとは?
第4章 《開発中・納入時》
スムーズな開発にパートナーとの信頼関係は不可欠
システム開発会社との関係構築のためのITリテラシー
システム開発会社との信頼関係なしにスムーズな開発はない
【ケーススタディ11】開発スピードが遅い。エンジニアを増員すれば解決する?
【ケーススタディ12】システム導入時にトラブル多発 開発は失敗か?
【ケーススタディ13】ブラックボックス化したシステムを救うには?
【ケーススタディ14】システム開発会社を切り替えるときの注意点
【ケーススタディ15】システム開発が迷走 悪いのは誰?
第5章 《納入後》
納入は終わりではなく始まり
保守・運用におけるトラブル回避のためのITリテラシー
納入後の保守運用が適切にできている会社は極めて少ない
【ケーススタディ16】システム開発会社に払っている保守運用費は妥当?
【ケーススタディ17】保守運用費で対応してもらえる範囲はどこまでか
【ケーススタディ18】トラブルが起きたら、システムをつくった会社のせい?
【ケーススタディ19】「システムの拡張」に関する認識のずれ
【ケーススタディ20】エンジニアとのコミュニケーションにおける課題
第6章
いかなるビジネスもITによって化ける時代
ITに強い経営者・部門責任者がいる企業こそがさらなる成長を遂げる
海外ではIT知識はビジネスに不可欠な素養の一つ
今注目の「オフショア開発」でもITリテラシーが必須
今後は従来型IT人材と高度IT人材の使い分けが重要
すべての企業はIT企業になる必要がある
AI戦国時代に備えてITリテラシーを磨く
おわりに
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