右から二番目の星へ

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右から二番目の星へ

  • 著者名:水庭れん【著】
  • 価格 ¥1,782(本体¥1,620)
  • 特価 ¥1,247(本体¥1,134)
  • 小学館(2025/09発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093867641

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内容説明

結末に涙する、仕掛けに満ちたひと夏の物語。

ノイズに溢れたこの世界で、
「大人になる」とは一体どういうことなのだろうか。

「子どもの土地」で永遠の子どもだった「その子」は、心に曇りが生まれ、ある日飛べなくなってしまった。だから、地上に堕とされた……自らの代わりとなる子を一人、連れ去るために。
夏休みの始め、青森のボーイスカウトで、スナメリが座礁した熊本の海岸で、埼玉から繋ぐオンラインゲーム内で、悩める子どもたち3人に奇妙な出会いが訪れる。いなくなる子は、誰なのか。自由と不自由のあいだでもがく少年少女、それぞれの決意とは。

誰もが経験し、忘れてしまう、「あの頃」の怒りと光にいま向き合う。
意外なその結末にきっと涙する、仕掛けに満ちたひと夏の物語。

最後の2行に込められた意味を
理解できる「大人」でありたいと思いました。
……青山美智子氏

人が生きる底の底から、子どもという存在を見詰めれば
こんなにも不思議で美しく、残酷な物語が生まれる。
……あさのあつこ氏

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

99
永遠子供であり続ける「子供の土地」の「その子」は、心に曇りができ飛べなくなった。そして代りになる子を一人連れてくるために地上におとされた。そして…青森五所川原でのボーイスカウト、熊本天草のスメナリが打ち上げられた海岸、大宮でのオンラインゲームに興じる少年…それぞれの夏休みが描かれる。自由であるからこそ感じる不自由。ファンタジー要素とともに、大人になることへの憧れとこのまま子供でいたい気持ち、子供の頃感じたあの漠然とした不安を思い出した。2025/10/26

シャコタンブルー

56
「大人になるって、どういうこと?」「みんな望んで大人になるの?」子供の真摯な疑問にどう答えたらいいのだろう。嘘や欺瞞が蔓延る大人の世界に辟易している子供たちには楽しい未来が想像できないのかも知れない。キャンプ、水族館、ゲーム等で夏休みを過ごす小中学生だが、楽しさだけでなく思春期の孤独や不安が影を落としている。彼等の絶望感の原因は何だろう・・ミステリーのような構成と鮮やかな展開で一気読みの面白さだった。友情、恋愛、希望そして残酷な現実が混ざり合う素晴らしい青春小説だった。2025/10/08

ヒデミン@もも

37
水庭れんさん、初読み。今まで読んだことのない世界観。自分自身の心もどこかに連れていかれた。エピローグでハッと目が覚め、プロローグの子ガラスの存在を思い出す。ピーターパンの物語だもんね。その割には厳しかったよ。こんなオチある? いつも心の窓は開けておくから、いつでも帰っておいでと言いたいが、そんな言葉に惑わされずに、真っ直ぐ歩いていって欲しい。2025/11/27

papapapapal

36
不穏な空気が漂うファンタジーなプロローグ。一変して、夏休みの青森と埼玉と熊本を舞台に、それぞれ事情を抱えた子どもたちがちょっと不思議な新しい友だちに出会い、ひと夏を過ごし、成長する物語。プロローグの子は誰なのか。そして「子供の土地」に連れて行かれてしまうのは誰なのか。ある意味とても残酷な結末で、肝がヒュッと冷えた。 水庭れんさん初読み、他の作品も読んでみたい。2025/11/21

komorebi20

31
図書館本。青森の理砂、天草の海璃、大宮の大成。夏休みにそれぞれに環、きよか、楓人との不思議な出会いがあり、ひと夏を過ごす。子供から大人に成長する10代は、友達関係、家族の事で思い悩む事が多い。子供は、親を選べばない親ガチャを考えさせられた。あんな大人になりたくないと思いながらいつのまにか大人になってしまう。悲しい気持ちを抱いた本でした。2026/03/03

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