竹書房怪談文庫<br> 怪談愛憎録

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竹書房怪談文庫
怪談愛憎録

  • 著者名:糸柳寿昭【著】
  • 価格 ¥998(本体¥908)
  • 竹書房(2025/08発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801946118

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内容説明

怪談社の糸柳寿昭が取材する怪の人間模様。
軽妙な語り口からいつしか思いもよらぬ深い闇へ。
怖ろしいものはとことん怖ろしく、泣ける話には涙腺崩壊。

怪談師が取材した≪心乱される≫怪奇譚!

すべての怪は人間の心、強すぎる想いから生じると言っても過言ではない。
愛が過ぎても、憎しみが過ぎてもどこかが狂いだす――。

・肝試しに選んだ廃ホテルで消えた女性。見つかった時の恐ろしい行動とは…「土下座する義務の愛」
・ゴミの中身をチェックしてくる隣人の異常行動。ヒトコワと思いきや真に恐ろしきは…「隣人としての愛」
・喧嘩別れになった親友の大工が建ててくれた家。その後、親友は事故で亡くなり、床下からある物が…「友と建てた愛」
・引っ越してきた時から子供の笑い声が聞こえる部屋。原状回復されていない壁紙に曰くが…「不都合な事情の愛」
・テレビをくだらないと断ずる男に訪れたある出会い。やがて価値観を変える不思議な現象が…「下劣な番組に贈る愛」
・優等生の仮面を被り続ける娘の闇と、家に現れる不気味な人影の因果。ある日、警察から電話が…「「幕が閉じた愛」
・心に傷を負った夫婦の元へ逃げ込んできた虐待を受けていた一匹の犬。そこには導きと深い因果が…「オマエの愛」
・孤独死した女性の部屋の遺品整理で出てきた日記帳。ゴミ袋に捨てようとすると老婆の声が…「誰も知らない愛」
・久しぶりに戻った地元で通りかかった懐かしい駄菓子屋の主人と馳せる怪奇なノスタルジックとは…「懐かしき愛」
・仏間に掛けられた夫の遺影を外してから家の中に起きる怪異。だが原因はもっと根深いところに…「地獄が始まる愛」

他、思わず泣ける話と震えが止まらない話が交互に襲い来る体験談49篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

33

7
素敵な霊感商法をこれからも続けて下さい。私はこれからも心震わせるために、本を読み、舞台に聴きに行きます。そして、今度機会があれば、この本にサインを頂こう…これじゃ、本の感想じゃないか…うん、好きな本でした。2025/09/01

ankowakoshian11

4
読了。『誰も知らない愛』が印象に残る。「生まれてきて良かったのか、まだ答えが出ない。でも、花は綺麗だった。春が好きだった。ベランダの光も。少しだけ、生きていて良かったのだと思いたい」2025/09/22

日常茶飯事#1117

3
最初はなんか独特な文章だなと思いましたが、だんだん気になる話が多くなっていきました。よくわからない呪いや地獄からの霊道など引き込まれていきました。2025/09/25

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