うんこになって考える - いのちを還す野糞と土葬の実践哲学

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うんこになって考える - いのちを還す野糞と土葬の実践哲学

  • 著者名:伊沢正名【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 農山漁村文化協会(2025/09発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784540251207

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内容説明

「糞土思想」とは野糞をしてうんこを自然の中に置けば、動物が食べ、菌類が分解して食べ、その排泄物が土を肥やし、その養分で植物が生育し、新たな命を育みます。つまり糞土思想は単なる理論や観念論ではなく、実際に命を返す実践哲学なのです。糞土思想の真意は「うんこを土に還すこと」で、屋内で出したうんこを林などの土に埋めても良いし、コンポストトイレなどで肥料にして、畑に撒いても良いのです。とにかく命の素のうんこを処理場で焼却処分などせずに、自然の中で新たな命に蘇らせることが目的なのです。このように糞土思想の目的は、うんこをどうするかというような些細なことではありません。人間の経済活動が原因で自然環境を台無しにして危機的状況に向かっている「人新世」を軌道修正し、人と自然の共生社会を実現し、末永く安心して暮らせる世界に再生することです。これまでずっと、うんこと野糞で命の永続性を実現しようと訴えてきました。しかしそれだけでなく、食べて生きるということは、食べられる側から見れば自分は死んだとしても、その命で相手を生かすことになります。つまり死は、全体的に見れば決して無駄でも終わりでもないはずです。新たに「しあわせな死」の探究が、大きな課題になりました。私がたどり着いた「しあわせな死」を一言で言い表すとしたならば、「破産して野垂れ死に」ということになります。写真家時代の稼ぎを節約して残したお金はすべて、糞土思想を広めるための「糞土塾」などに使いきり、さらにそれをこれからの社会を担う若い世代に譲り渡して破産します。そして私の死体は焼かれて灰になったりしないように、最期のときは自然の中で迎え、死骸もうんこのように土に還し、新たな命に蘇るという計画です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

健康平和研究所

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糞土師の伊沢正名さんに『うんこになって考える いのちを還す野糞と土葬の実践哲学』(農文協)を送ってもらい読みました。ネット上の「対談ふんだん」に載ったのでこの本の対談リストに私の名前が載ってました。本文にも二ヶ所出てました。資本主義社会から抜け出すヒントの所と、プープランド作りで栗の木でシーソーを作った所です。 週2時間の労働で生きる術 | 糞土師の対談ふんだん https://taidanfundan.com/2021/09/04/23/2025/08/13

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