開講!木彫り熊概論 歴史と文化を旅する

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開講!木彫り熊概論 歴史と文化を旅する

  • ISBN:9784867660546

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内容説明

あなたの元にやってきた木彫り熊は、どこから来たのか?
木彫り熊概論、開講します!

1970年代には「現在道内で生産される木彫り熊は、年間約250万個、ザット15億円」とも伝えられ、北海道の一大土産品産業になった、木彫り熊。

本書は、北海道木彫り熊が歩んできた歴史を振り返り、土産店、職人・作家、有志の研究会、展覧会を企画した博物館や大学など、木彫り熊に携わる人々の多彩な活動と現場の声から、木彫り熊をあらたに捉え直し、その魅力と私たちとの関係とを明らかにします。

さらに研究としての木彫り熊の裾野を広げるため、絵画的な方法で表現されたクマ・ヒグマの事例より、美術・文化の方面からクマについて考えていきます。また、ミュージアム・コレクションとしての木彫り熊の可能性にも注目します。博物館はどのように私たちの生活にありふれた資料を収集・保存し、展示しているのか。資料としての位置づけや在り方、コレクション形成のプロセスの事例をもとに、木彫り熊のこれからを探ります。

カラーで「木彫り熊基礎知識」を掲載するほか、図版・資料も多数掲載。付録として「木彫り熊関連年表」も完備。

執筆・インタビューは、田村実咲、武永真、山崎幸治、青沼千鶴、増子博子、是恒さくら、今村信隆、寺農織苑、尾崎織女、阿部麟太郎、(有)トミヤ澤田商店、遊木民。

【当時の暮らしや出来事を知る当事者が少なくなるなか、聞き取りと情報共有、技術伝承は喫緊の課題といえます。木彫り熊の歴史が再評価され、新たな価値への注目が高まる今こそ、少しでも多くの現場や当事者の記憶と証言を集め、後世へつないでいくことが、本書の役割であると考えています。】…田村実咲「はじめに」より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

38
本書は木彫り熊について研究している田村さんが木彫り熊の歴史などについてまとめた本になる。本書のことは発売当時から認識していた。この時期に読もうと思ったきっかけは現実の熊被害。昨今熊と聞くと怖いや人を襲うなどネガティブなものが多く聞く。実際最近でも熊は出没している。そんなときに熊だけど明るく話題になりそうなものを読みたいと思っていて本書のことを思い出して読んだ次第😊めっちゃ木彫り熊のことが知れる!こんな分け方や思い出があったのかと1人でワクワクしていた😆2025/08/28

アナクマ

29
楽しみにしすぎて逆に手につかないってことはありませんか。楽しみを後にとっておきたい積読の心理というか。本書がそうでした。◉北海道のこの熊、どれくらいお馴染みでしょうか。木彫り熊について多面的に調べて記録・考察した本。今回は一文引用して終いに。「物語性がこれからだんだん薄れていく。寂しいことだけどさ、何かの形で動物に対する不思議さっていうのを、ある程度文学的な人間の知恵や力で形に残していった方が、のちの子どもたちが寂しくねえと思うよ」その依代としての木彫り熊。やはり関係者たちの肉声の部分がいいね。2025/08/24

チェアー

6
木彫り熊をいっときのブームで済ませてはいけないと思う。和人とアイヌの歴史をさかのぼることにもつながるし、これほど親しんだ「もの」についての人々の記憶や歴史につながるものだから。どの家にも必ずあった木彫り熊が日々を照らし出す。2024/11/12

KOSUKE_books

3
北海道旅行でヒグマに感動し、もっと熊について知りたい!と思った矢先に出会った本。 土産品として有名な木彫り熊の歴史、土産店へのインタビュー、博物館資料としての木彫り熊など、木彫り熊でこんなに多面的に書けるのかと驚いた。 読んでみて木彫り熊がなかなか微妙な立場にいて、これからどう語り継いでいくかの岐路に立っていることが分かった。あと木彫り熊が猛烈に欲しくなった。2025/08/12

takao

2
スイスの木彫り熊によく似た木彫り熊が1924年の品評会に出品された。そういえば、昔、フィンランドで八幡馬によく似たものを見たことがあるな。伝統ってなんでしょうね。2025/07/04

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