内容説明
Big Fiveパーソナリティの歴史から最新の研究までを網羅したハンドブック。その全体像を俯瞰し、様々な研究の方向性と社会の中での応用の可能性を指し示す一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
21
最近の心理系の本を読んでいたら頻出する性格の5因子ビッグファイブ。そのあらゆることが書かれていると言っていい入門的専門書。なぜ5因子なのか。それで必要十分なのか。脳科学的根拠。遺伝、発達過程、家庭、文化の影響などどれもおもしろい。ビッグファイブが心理学とその周辺の共通言語となるまで影響力があることがよくわかる。それだけに5因子で捉えられない分も忘れないでいることも大事だと思える。現代は「勤勉性」が非常に優位で「神経症傾向」が高いと生きづらい時代だと改めて思う。いや、大昔からそうなのだろうか。2023/08/06
ステビア
20
一家に一冊事典的に置いておきたい。いい本です。2025/06/01
Jey.P.
0
Big Fiveの解説本。歴史・各因子の説明・様々な測定方法・人生の中での変化・Big Fiveの背景にある要因・ほかのモデルとの関連・日常生活との関連など。自分の専門ではないが、何冊か読んだ中では欲しい情報が含まれていてよかった。『パーソナリティを科学する』の次に読む本として一番いいかも。2023/07/22