日本の児童虐待重大事件 2000-2010

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日本の児童虐待重大事件 2000-2010

  • 著者名:川崎二三彦/増沢高
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  • 福村出版(2025/08発売)
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  • ISBN:9784571420559

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内容説明

「児童虐待の防止等に関する法律」が制定されてから2010(平成22)年までに報道された虐待死、又は重篤な事態に陥った25の重大事件をとりあげ、児童虐待と社会における影響を検証。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

スノーマン

28
じっくりと読んでいると息がつまりそうになるので流し読み。専門家が読む本という印象。子供はどんな環境でも、自ら逃げ出す可能性を思いつけない。助けてさえ言えない。虐待をした親の未熟さも、食い止められない日本社会も責任がある。疲れたり苦しんだりして虐待という悲しいケースもいくつかあった。昔より情報も入りやすく、良い親子はこうあるべき、みたいな押し付けがましさも実際に感じることもある。素晴らしい子育ては無理でも、せめて自分にできる範囲で頑張る。子供が笑ってくれるだけで幸せだという気持ちを忘れたくない。2014/12/09

澤水月

24
小田イ輔『厭怪談』にある図書館話と似た体験、虐待サバイブ者として運命と読む。超有名〜無名まで網羅。愛知段ボール~大阪2児遺棄、ライムスター出てきて驚愕!母「だけ」懲役30年の社会。ほか宗教での医療ネグ、皮膚アトピーでも子供は死ぬと知り動揺した。親子心中は究極の児童虐待、全面同意。板橋の一家殲滅・生き残った子が両手首切断。千葉の薔薇園近くで3人投げ落とし飛び降り…遺され不憫と決めるな!後ろ手に包丁カニ歩きで作り笑い貼り付けた母の顔忘れぬ…がどっこい生きた、死にたきゃ自分でゆく…心中甘い風潮払拭を!コメ続2015/05/15

emi

7
虐待は昔からあったが、社会的意識の高まりにより相談や通告が増え、私たちも日々この言葉を目にするようになった。児童相談所や学校、行政への対応の不備への意見もあるが、10年の流れを見ると変化があることも理解出来る。被虐者への哀しみ、加害者への怒りは当然あるものだが、加害者の生活環境にも背景があり(例えば、二人の子をネグレクトに至らしめた母の元夫は養育費も払わず、子の面倒もみていない)、「家族解決論」は私は懐疑的である。専門書でボリュームもある本だが、様々な事象を知り多面的に考えることが出来る良書だと思う。2014/12/28

みなみ

5
内縁関係の夫婦、生活の貧困、DV夫というように、虐待のリスクがあり得る家庭像、というのが見えてくる。数年前、こんにちは赤ちゃん事業といって全家庭を保健師が訪問するというのが発表された時、「なんかめんどくさい」と正直思ったんだけど、こういう背景もあったのか、と改めて感じ入った。岸和田と、段ボールに子どもを入れてネグレクトで死なせた事件はルポを読んだことがある。なんてひどい親、と単純にいうのでなく、複雑な背景があるのだろう。ちょっと普通には考えられない暴力で、どうしてこうなるのかと思ってしまう…2014/11/12

sakichi

3
何件かは参考文献を読んだ覚えのある有名な事件もあった。驚いたのは、学校、自治体、児相等が通告を受けていたのに、最悪の結果になった件の多さ。法律、条例に阻まれて対応に二の足を踏む事がこの本で立証されているとも読めた。命を守る事を最優先にした本人の安否確認を強制できる権限等の法整備も必要なのかも。2015/07/26

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