内容説明
終戦の5日前に合併成立! すべては、町に、人に、元気を取り戻すために。城南信用金庫の小原鐵五郎――その生涯と抱き続けた想いに迫る長編小説。昭和20年(1945)8月10日、終戦間際に15の組合が合併して城南信用金庫が誕生したのは、戦後の復興を見越したものであった。専務となった小原鐵五郎は、地元の中小企業を育成発展させるため、町の人びとの生活を豊かにするため、そして、地域社会の繁栄を後押しするために奮闘する。業界全体を発展させたことで「信用金庫の神様」とも言われた男が貫いた、その精神は……。累計35万部突破の企業小説シリーズ、最新作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
152
江上 剛は、新作中心に読んでいる作家です。本書で、小原鐵五郎という経営者を初めて知りました。城南信用金庫のPR小説のような気もしますが、類稀な立派な経営者、感動作でした。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85969-9 https://www.jsbank.co.jp/about/history/founder.html2025/09/24
しぇるぱ
4
信用金庫界の帝王、小原鐵五郎の伝記です。知りたければ城南信用金庫社史を読めばよろしい。これは小説なんです。小原鐵五郎については事実を曲げたところはないだろうが、周辺については眉唾です。小原鐵五郎が亡くなったあと、理事長に就任したのはかなりのクセモノでした。院政をしいて、傀儡の理事長を立てて城南信用金庫を私物化した。小原鐵五郎の死後のことですからね、小原鐵五郎の評判を引き下げるものでもない。わたし、そんな業界ゴシップは知りません。江上剛の小説なんですね。戦後の資金枯渇期に信用金庫が生まれたんです。史伝とは違2025/10/09
chuji
3
久喜市立中央図書館の本。2025年9月初版。書き下ろし。城南信用金庫元理事長・小原鐵五郎の評伝小説。金融制度調査会の譚は切迫感があり面白かった。2025/10/11
kikupika
2
ホントにホントにサラリーマンの好きそうなお話。さすが江上剛さん。城南信金は懸賞付きの定期預金とか出して、なかなか面白い信金だったことは知ってるし、あのエリアに長く住んでいたので、評判もある程度はわかっていたのだが、こういう経営者がいたのは知りませんでした。どこまでがフィクションか分からないけど、まあ江上剛さんの小説なのでしょう。勧善懲悪がすぎるかな2025/11/25
たかしゃん
2
信用組合から発展した信用金庫は相互扶助の原則が残っていたとは知らなかった。小原鐵五郎の名前は聞いたことがあるがよく知らなかった。強い信念の人だったよう。2025/10/11
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