五十肩の正体 肩が痛い 動かせないを改善する正しい知識

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五十肩の正体 肩が痛い 動かせないを改善する正しい知識

  • ISBN:9784344693807

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内容説明

五十肩の痛みと向き合うすべての人に――-

肩の仕組みについて学び
痛みと正しく向き合う

五十肩をはじめとする肩の不調は、命に関わるものではない一方で、日々の生活や仕事に深刻な影響を及ぼすことがあります。
なかなか痛みが取れず、病院に通っても改善せず、日常の動作すらつらく感じる――――そんな肩の悩みに直面している方も多いのではないでしょうか。
本書は、大学病院や専門病院で長年「肩」に向き合ってきた整形外科医・飯島裕生氏が、臨床現場での経験をもとに、肩の仕組みや不調の背景、改善のヒントをやさしく解説したものです。
肩は人体の中でも特に可動性が高く、全身の状態を映し出す鏡のような存在です。姿勢や筋力、日々の動作が肩の状態に影響を与える一方で、肩の機能を整えることが全身の健康にもつながっていきます。本書では、そうした肩の特性を踏まえながら、読者が自分の身体と向き合うきっかけとなるような情報を丁寧に紹介しています。
医学的な知見に基づきながらも、専門用語はできる限りかみ砕いて記述されており、医療に詳しくない方でも安心して読み進められる構成です。肩の痛みに悩む方はもちろん、予防や健康維持に関心のある方にも、日々の生活に役立つ一冊となることでしょう。

目次

はじめに
[第1章]
3割以上が肩の悩みを抱える現代人
聞きかじりの〝しったか療法〟に要注意!
「五十肩」と「肩こり」はまったくの別物
マッサージが痛みを悪化させる? 「しったか療法」のリスク
肩の痛みで多いものは「肩こり」「五十肩」
肩こりとは?
五十肩とは?
そもそも肩の痛みとは何か?
「痛い」「硬い」「不安定」の3つの視点でとらえる
肩の痛み
可動域制限
不安定性
肩痛の治療や予防は「木を見て森を見ず」に注意が必要
コラム① 肩専門の医師は整形外科の約1割
[第2章]
日常的に動かすからこそ、痛みやすい
知っておきたい肩関節のしくみと役割
「肩」の構造の特徴
「肩」の安定化に大切な関節包、インナーマッスル
知ってほしい「肩甲上腕リズム」
肩甲骨は水に浮かぶ板?
運動連鎖の重要性、Joint by Joint Theoryの考え方
肩は診断と治療が難しい関節
コラム② 五十肩とロコモティブシンドローム
[第3章]
肩が痛い! 動かせない!
誰にでも起こる「五十肩」の正体
「五十肩」の正体とは?
五十肩という分かりにくい病名
五十肩は誰にでも起こる
五十肩のセルフチェック
五十肩の経過には3つの段階がある
五十肩を発症する「きっかけ」
夜間痛は五十肩が悪化する予兆?
五十肩が悪化すると、生活にどんな影響が生じる?
五十肩になったらまずは「動かさない」
五十肩はいろいろな肩の病気と併発する?
糖尿病のある五十肩は、発症しやすく治りにくい
肩の病気になったら注意すべき日常行為
枕やマットレスなど寝具選びのカギは「寝返りのしやすさ」
夜間痛を抑える工夫
コラム③ 関節の柔らかい選手はケガに注意が必要です!
[第4章]
専門医による適切な診断と治療で
根治を目指す正しい五十肩治療
現状の肩治療について
大学病院、一般病院、クリニック、整骨院の使い分け
肩の専門医の探し方、ホームページでチェックするポイント
五十肩はレントゲンやMRIで分からない?
五十肩が写る! 画像診断技術の進歩
炎症期はなにより安静に
注射は超音波を使って狙った部位に薬剤注入
注射の種類
鎮痛薬内服や湿布、塗り薬(軟膏)は効きにくい?
飲み薬である鎮痛薬内服
痛み止めとしての湿布や塗り薬
患部は温める? 冷やす?
炎症期のリハビリテーションは慎重に
炎症期と拘縮期が重なる時期の治療法は?
拘縮期の治療法は?
五十肩治療の新たな一手「頸椎神経根ブロック下の肩関節授動術」
肩関節授動術のメリット
肩関節授動術でリスクを抑え根治を目指す
五十肩の手術とは?
これまでの五十肩の治療
コラム④ 整形外科の病気は命には関わらない?
[第5章]
無理せずこつこつ取り組むのがコツ
五十肩の進行度合いに合わせて行うエクササイズ
まずは負荷の少ないエクササイズを
エクササイズを始める前に
エクササイズは、五十肩の予防になる?
簡単なセルフチェックで、肩の調子を評価する
自宅でできる! 五十肩になってからのエクササイズ
炎症期のエクササイズ
拘縮期のエクササイズ
回復期のエクササイズ
五十肩予防! 体幹、骨盤、股関節、足関節のエクササイズ
コラム⑤ 肩の動きを考えたウォーキング、ランニングウォッチの向きのお勧め
おわりに

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