内容説明
「ネイション(国民)」とは誰か?
いつから存在するのか?
ナショナリズムの起源という難題に挑む。
三王国戦争(1638~1651年)と国王の処刑という、統治をめぐる危機の時代に、誰が〈ネイション〉と名指され、〈ネイション〉の名の下に呼びかけられていたのか?イングランド・スコットランドの同時代の史料から、身分制議会への参加権を持たない民衆層をも動員しようとする新たな政治様式の広がりを明らかにし、そこで語られた〈ネイション〉概念の両義性を分析。論争が続くナショナリズム起源論に対して、「近代の産物か否か」という二項対立を超えて、新たな光を当てる試み。
目次
第一章 ナショナリズムの「始まり」?
第二章 ネイションという言葉
第三章 分析視角・先行研究・史的背景
第四章 国民契約の形成と主教戦争
第五章 軍事介入期のネイション概念
第六章 サミュエル・ラザフォードにおけるネイション概念
第七章 国王処刑前後のネイション概念
第八章 第一次内戦期ニューズブックにおけるネイション概念
第九章 急進派系ニューズブックにおけるネイション概念
第一〇章 国王処刑期王党派ニューズブックのネイション概念
第一一章 オリヴァー・クロムウェルにおけるネイションとコモンウェルス
終章 近代以前のネイション概念の近代性?
感想・レビュー
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三王国戦争 ナショナリズム起源論 近代主義 反近代主義 史料概念としてのネイション 政治体 中世大学・公会議のナシオ エスノ文化的な共同体 契約派 教会党 ネイションの自衛権能 ネイションの神聖な契約 政治的国民 ラザフォードのネイション概念 コモンウェルス クロムウェルの言説 意思の語り 一体性の語り 判断の語り 民衆意思の政治的権威化 nuanced な理解 社会組織 イングランドの選民意識 厳粛な同盟と契約 国民性 ダンバーの戦い 共和政的統治機構 公共圏の形成 前近代から近代へ 連続性と断絶性2025/04/22




