9月1日の朝へ

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9月1日の朝へ

  • 著者名:椰月美智子【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 双葉社(2025/08発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575248319

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内容説明

高永家の子供たちは四兄妹。中学の新米教師で正義感の強い長男、いわゆる美容男子である高三の次男、スカートを穿いて進学校に通う高一の三男、いちばん如才なく兄たちのことを観察している中二の末娘たちだ。父親は再婚しているけれど、離婚した「ママ」も気ままに子供たちに会いに来る。そんなフクザツな家庭で過ごす四兄妹が夏休みを経て、新学期の「9月1日」を迎えるまでを描いた青春家族小説。9月1日、それは学校に通う子どもたちにとって、とても大きな意味をもつ日――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

158
いつから?そんな日だったなんて知らなかった。知りたくなかった。私にとって9月1日は、亡き父がシベリア抑留から帰還した日なのだ。それはそれとして・・あぁ、椰月さんだなぁって、そこかしこに漂う椰月さんの空気感が好い。父親1人と母と言う存在が3人。4兄妹の高永家の夏休みの話。長男・善羽とは合わないかもの私だが(汗)4人の少しずつが「家族ってこんなだよなぁ」と思わせてもくれる。3人の母たちのスタンスも好いなぁって感じた。2025/09/15

hiace9000

134
日曜の早朝読書は初読み椰月さん。多様な個性を持つ四 兄妹、そんな子どもたちを認め、見つめて包み込む3人のハハがあり父がいる(傍目にはちょっとフクザツな)家族の"9月1日"までを描く夏物語。決して突飛な家族小説ではなく、今の「学校」風景を浮かび上げ見事活写する秀逸YA作品。承認社会、SNSいじめ、子どもの自死、性自認。痛みや喪失や孤独に陥ったとき、傍にいて丸ごと受け止めてくれる人がいることの大切さと愛おしさ。広大な宇宙にいるちっぽけな自分のなかにある単純さや繊細さ、それを持てるのもまた人間の特権。たしかに。2026/01/18

ムーミン

121
もっと深刻な話へと進展するのかと思いましたが、終わりはよかったです。2026/01/04

ウッディ

118
中学教師の善羽、肌荒れを気にする智親、性自認に疑問を持つ武蔵、そして天真爛漫に見られる妹の民、個性や嗜好の違う兄妹、それぞれに悩みやコンプレックスを抱えながらも若者の自殺が最も多い9月1日をどのように迎えたのか?母親達はみんな温かく、兄妹も仲良く、気持ちに寄り添ってくれる。勤める中学で自殺があった善羽、ハブられる民、辛い時でも自分を認めてくれる人がいるから、生きていける。どうせ人は死ぬのだから、最悪の時に死ぬってバカみたい、誰もがそんな風に考えられたら、9月1日も特別な日ではなくなるのかも・・。2026/02/13

J D

97
 久しぶりに読んだ椰月美智子さん。心にビシッと食い込んでくる生きることの力強さがたまらない。高永家の子どもたち4人の成長物語。特に長女「民」と3男武蔵の章がたまらない。椰月さんの作品は、真摯に生きる感じ、自分が高校生の頃に抱いていた思いや思考を描いているので作品一つ一つが胸に刺さる。出会えて良かった作品。学校の先生にぜひ読んで欲しい。表題の9月1日は夏休み明けの学校が始まる日だから。2026/03/18

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