内容説明
マンガやゲーム、アイドル、鉄オタ、お祭りなどのフィールドワークはどうやるの? ――「どうしてそれに注目したのか」「具体的にどうやったのか」「調査で得たデータはどのようにまとめたか」「何を発見したか」などを例示した入門書。
◎ ふだんからなじみのある対象を研究のテーマにしたいが、どうしたらよいのかわからないという方々に“フィールドワーク”を提案、推奨。
◎ 著者が自分自身の調査体験に即しながら、フィールドワークの具体的な方法や直面した苦難を赤裸々に告白。
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【「序文」より抜粋】
各章の内容は、3つの側面を持つ。
ひとつは、社会調査の方法を具体的な調査のなかで、どのようなタイミングで、どのように使ったかを伝える調査手法の実例紹介の側面である。教育的な側面といってもいいだろう。
2つ目は、各書き手たちがどのように問題を設定し、どのように問題を解いていったかという“体験談”の側面である。各書き手がその時々でどのように感じ、考え、次を展開していったのか。そして、どのような結論にたどり着いたのか。一種の“謎解き”の物語を読むような感じで楽しんでもらえればと思う。これは“読み物”的な側面といっていいだろう。
と同時に、調査すること・社会学的に考えていくこと自体の“楽しさ”“面白さ”も伝わると思う。だから、最後の側面は、“調査の楽しさ”や“社会学的に考えることの面白さ”を伝える側面である。これは、本書を手に取ってくれたみなさんの“背中を押す”という効果を期待してのことである。“動機づけ”の側面といえる。
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目次
序文[池田太臣]
第1話 「祭り」のフィールドワーク――博多どんたく港まつり[野中亮]
1 はじめに
2 フィールド調査の準備
3 フィールドワークの実施
4 おわりに
第2話 「海外の日本アニメファン」のフィールドワーク――フィンランドの銀牙伝説ファン[秦美香子]
1 はじめに
2 どうしてこのフィールドに注目したのか
3 具体的にどのような調査をしたのか
4 調査で得たデータはどのようにまとめたのか
5 どのようなことがわかったのか
6 どんな発見があったのか
7 おわりに
第3話 「スマホゲーム」のフィールドワーク――拡張現実(AR)がもたらす可能性[圓田浩二]
1 はじめに
2 ポケモンGOとは
3 ポケモンGOのフィールドワーク
4 「現実」を変える
5 多元的な現実論で考える
6 おわりに
第4話 「アイドルファン」のフィールドワーク――台湾のジャニーズファン[陳怡禎]
1 はじめに
2 調査に入る前の作業
3 フィールドワークの実施
4 データ整理・分析
5 おわりに
第5話 「鉄道愛好家」のフィールドワーク――インタビュー調査と「ズレ」の意味[塩見翔]
1 はじめに
2 鉄道趣味の成り立ちと担い手
3 インタビュー調査
4 インタビューを読み解く
5 おわりに
第6話 「京町家」のフィールドワーク――京町家カフェに行ってみた[丹羽結花]
1 はじめに
2 フィールドに入る前に
3 調べる方法
4 活動に参加してみる
5 社会学のレポートとして
6 おわりに
第7話 「伝統文化」のフィールドワーク――近代の発明としての盆踊り[足立重和]
1 はじめに
2 郡上おどりとの出会い
3 郡上おどりがたどった近代史
4 おわりに
あとがき[圓田浩二]
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