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内容説明
宇宙のすべてを理解することは可能か?
――その鍵は、質量にあった!
あらゆる物質には質量がある。質量とはなにか。
物質を構成する最小単位・素粒子の理論をひもといていくと、
「質量があるのはおかしい」ことに気づく。
では、質量はなぜ存在し、どのように生じるのか?
この謎を追うことが、宇宙の成り立ちの理解にも
つながっていくというのだが――。
真空、重力、相対性理論、ゲージ理論、自発的対称性の破れ、
量子色力学、クォーク、ヒッグス粒子、ダークマター……
現代素粒子論の基本的な考え方を「数式なし」で総まくり!
質量の起源を追うと、現代素粒子物理学の全貌が見えてくる。
※本書は、2010年に刊行された『質量はどのように生じるのか』の改定新版となります。
■本書の内容
第1章 すべては理解できるものか ──元をたどってみる
第2章 質量とは何か ──押しても引いても動かない
第3章 ゼロと有限の境目 ──光のように速く飛んでみる
第4章 自転する素粒子
第5章 右と左が違うのは ──見えざる弱い力
第6章 沈むときは二人で ──真空に沈澱する素粒子
第7章 陽子に針を突きさす ──クォークの登場
第8章 真空の雑踏 ──何でもありの量子論
第9章 未知へのとびら、ヒッグス粒子
おまけの章 ダークマターもあるじゃないか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
32
義弟が「質量」について関心があるようなのであげるつもりで読みました。放送大学の亡くなった松井先生のシリーズものと一緒に届ける予定です。内容は、現代の素粒子物理全般にわたるもので、質量を説明しようとすればやっぱりそうなりますよね。2025/08/31
nagata
8
素粒子の質量はヒッグス場との湯川結合が決めている。ヒッグス機構は質量の起源を決めているものの、量的な貢献としては2%程度で、残りの98%は量子色力学で決まる。…そして、そもそもこの素粒子が質量をもつというのは、粒子と反粒子のペアが凝縮した真空の中で、自発的破れにより粒子が思うように進めなくなったことがはじまり。慣性質量のようなものをイメージすればよいのだろうか。とことん粒子をたたきまくって、究極の粒子のふるまいを注視するしかなさそうだ。2026/03/29
coldsurgeon
8
重さではなく、質量はなぜ存在するのかという問いから始まった素粒子物理学の解説書。正直、難しかった。高校時代物理学が好きであったのが、素粒子の話題に遭遇し、とん挫した経験がある。読み終えて、理解しえたことはわずかだったが、素粒子物理学の長年の進歩を知ることが出来た。2026/03/06
ヘビメタおやじ
8
量子力学について、初歩から段階を追って丁寧に語られています。表現は平易なので、文章を追っていくのはそれほど大変ではありません。しかし、理解しながら読めているかというと、自信が無いです。まあ、話題が最先端かつ難解な学問なのですから、ひょいひょい理解しようという魂胆が甘いのでしょう。それでも、ミクロの世界ではマクロの世界では考えられないことが起こっていることは実感できました。特に、真空の捉え方については、無ではないということが理論的に認められていることには、なんともいえないロマンを感じました。2025/10/26
nagata
6
対称性とその破れに質量起源の秘密があるということだが、それも全宇宙の物質の5%ほどしか説明ができないと言われたら、まだそんなにわからないことだらけなの?とワクワクするべきなのだろうか。2026/05/02




