MFブックス 俺は勇者に向いていない ～主人公を譲ってあげたら世界が滅亡しかけてるんだが……～１

著者名：出来立てホヤホヤの鯛焼き【著者】/狂ｚｉｐ【イラスト】

KADOKAWA（2025/08発売）

• ISBN：9784046850850

内容説明

「俺は英雄になんてなれる気がしないし、なりたくもない」
仲間と共に魔王を討伐する漫画の主人公に転生したブレイブは、カインというもう一人の転生者が主人公に成り変わろうとしていると知ると、快くその役目を譲ってしまう。
数年後、ユーレンの街で冒険者として暮らしていたブレイブの元に、勇者として目覚ましい活躍を見せるカインが現れ、『ざまぁ』を仕掛けられるも無事回避することに成功する。このまま平穏な日々が続く……そう思っていた矢先に“カイン一行の壊滅”という知らせを聞いたブレイブ。勇者の役目を任せてしまった罪悪感から、せめて四天王くらいは倒そうかと、ベルクラント帝国の大都市ゼルトザームを占拠する四天王、玲瓏（れいろう）のカエルレウム討伐に向けて動き出す――！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[こも 旧柏バカ一代]

なんか手遅れ感が凄い。

2025/10/25

[しぇん]

漫画の主人公に転生しちゃったけど他の脇役転生者に主役の座を乗っ取られてしまったけど、やる気がないので放置してたら世界滅亡の危機に。友情システムとかて強化がメインなのに放置したせいで仲間が全滅してしまってると中々詰んでるきがしますが、勇者だけあって今のところ力技でどうにかしてるけどどうするのかなと？

2025/09/06

[史]

異世界転生物語。のメタであるはずが、なんか一周して正統派ヒロイックファンタジー物語なのではないだろうか。主人公に生まれ変わったのに成り変わる転生者（ここを主人公にしている作品は数知れず）が現れてマイペースに生きていたら、あれよあれよと世界は混乱して、結果的に孤高の勇者になってしまう。勇者というには余りにもリアリスト（策謀家）なんですけれども、だからこそ魅力的思えるんですよね。それは中二病的なものかもしれませんけども、卑怯と正攻法を使い分けるその戦い方は実に味わい深いものがありますね。好きですねぇ。

2025/12/01