- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
悲劇のフランス王妃マリー・アントワネットの母として有名な、オーストリアの女帝マリア・テレジア。16人もの子どもを産み育てながら、国を守り、国内改革につとめて、近代オーストリアの基礎をつくりあげました。弱冠23歳で君主となった女性が、いかに大国オーストリアを率いてきたのか、その波乱のドラマを鮮やかに描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
32
マリー・アントワネットのママってすごくない?と娘が言うので、探したら…あった!借りてきたとたん娘さんが食いつき、感心しっぱなし。読後「なんで娘さんはママから学べなかったんだろう…」朝からマリー・アントワネットの哀れさにしみじみ。ショックだったのが夫がマリー・アントワネットが処刑されたことを知らなかったこと!ベルサイユのばらも知らなかった…。しゅ、秀才なのに勉学以外の史実を知らない人…。2021/03/13
ゆか
20
ハプスブルク家展をみたので。マリア・テレジアは素敵です。自分は初恋の人と結婚したのに、子供は次々と政略結婚させたり、自分には監督役をおき、普段の生活を見て間違ったことをしたら報告するよう自分を律していたのに、マリーアントワネットのような子供ができてしまったり、手腕を発揮していながら、人間ぽいところが、よかったです。マリア・テレジアの言葉より「君主にとって一番大切なことは、優れた助言者を見つけることです」「読書は私たちの頭と心を豊かにするただひとつの方法なのです」2020/01/26
ふじ
15
お母さま!アントワネットの日記ではずいぶん厳しい女帝に描かれていたけれど、実際は正しさを伝える際にきちんと相手の感情に留意する人だったんだな。多分アントワネットがぶっ飛び過ぎてただけなんだろう…そして漫画が迎夏生でびっくり!懐かしい私の青春!解説は難しくて流し読み。2020/01/29
スゲ子
10
「マリー・アントワネットのお母さん、そして子沢山(16人)」ぐらいの知識しかなかったけど面白かった!跡継ぎの男子がないまま父王が急死して若い女性の身(しかもお后教育しか受けてない)でハプスブルク家当主に。もうその瞬間から他国が攻めてくるのがエゲツない!周りがほぼ敵となるなかハンガリーを味方にしたエピソードがカッコいい!真面目で勤勉、敵国にも学ぶ柔軟さ、そして胆力!「女の子でガッカリ」と言われ続けたお姫さまが、長い年月をかけ他国と渡り合い、国内を改革して、誰もが認める「女帝」となっていく…胸熱大河ドラマ!2020/11/11
えすてい
7
子供向け伝記で女性君主はあまり取り上げらていないと思う。ましてや子だくさんの女性君主は何故か版元から「嫌われている」ように感じる。子だくさんで子煩悩でかつ夫を愛することはいいことである。だが、版元はそこに何かよこしまなイメージを与えてはいけないためか、避けているような気がする。そして近年ようやく著名な女性君主を取り上げられることが増えてきて、啓蒙的な女性君主を「分かりやすく」読むことができるようになった。よこしまなイメージよりも、度重なる戦争の関係の煩雑さが子供には難しいから避けられてたのもあるだろうか。2019/04/08