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内容説明
オーストラリアの皇女として生まれ、フランス王妃となったマリー・アントワネット。しかし、フランス革命が起こり、彼女は処刑されてしまいます。国民からは浪費家として嫌われていた彼女ですが、その本当の姿はどのようなものだったのでしょうか。マリーは本当に悪かったのか? 悪かったとしても命で償わなければいけないほどだったのか? 最新の研究を元に、新しいマリー・アントワネット像を描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たくろうそっくりおじさん・寺
42
「パンが無ければケーキを食べればいいじゃないの」でお馴染みマリー・アントワネットの伝記漫画。かつて深田恭子は彼女の生まれ変わりだと自称していたが、どこにそんな同性を魅了する所があるのだろうか?と興味深い。児童向けでありながら、その国民の反感を買う浪費癖も、夫がありながらフェルセンとした不倫の恋も、革命政府打倒の為の他国への裏工作などもきちんと描かれている。正直な感想としては、基本的に同情に値しない人ではある(笑)。しかし処刑前の従容たる態度は立派に思える。もう少しこの人を知りたくなってきた。2015/11/07
たまきら
28
有名な肖像画を意識した表紙です。自分の世代はベルばらリアルタイムでしたが、正直「オバカな女の子」感覚でとらえていたこの女性。批判されても仕方がない行為もあったかもしれない。けれども「外国人」である出自を責める大衆の声に今更ながらぞっとしたのは、現在世界中で外国人バッシングがあちこちで起こっているせいかもしれません。一人の人を決めつけて紹介することのあやうさをきちんと感じて描かれている伝記でした。娘さんギロチンに真っ青。うん…鬼滅の刃どころじゃないもんね…。2021/02/27
りるふぃー
9
小学館のマンガと比べ読み。絵がこっちの方が好み。フェルセンが、めっちゃ今風のジャニーズ系に描かれてますが、実在とは全然違う。実在のフェルセンはすごく優しそうです。巻末の解説で全体の流れを見ると、どうしようもなく革命に向かって世の中が動いていて、マリーの母はそこを全て見抜いていたのに関わらず、マリーもルイ16世も そこに気付けなかったのは やはり若すぎたからだろうか。1970年代までギロチンが使われていたなんて衝撃なんですけれども、今はギロチンがなくなって本当に良かったです。2019/12/11
Teruhisa Takii
3
王室のバラ。パンがなければ、ケーキを食べればいい。というところだが、実際は当人が、いったわけではないらしい。本当かどうかわからないけど、このフレーズを中学の社会の先生から、聞いて以来悪人と思ってしまっておりました。伝聞というのは、怖いものです。2020/11/29
Eri
2
娘小2図書館。 マリー・アントワネットとフランス革命のことが分かりやすくコンパクトにまとめられていました。 有名なあの台詞も、首飾り事件も、きちんと出てきます。ベルばらを読み返したくなりました。2020/11/16
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