内容説明
言わずとしれた音楽の都、芸術とカフェの街、ハプスブルク家の栄華が今も香るオーストリアの首都ウィーン。
そんな美しい街の一年を、Fr hling (春)、Sommer (夏)、Herbst (秋)、Winter (冬)の四季に沿って、写真とともに204のエッセイで綴りました。
季節ごとに表情を変えていくドナウ川や街中の緑、世界遺産となったカフェから漂うコーヒーの香り、街がキラキラ輝くクリスマスシーズン、そしてこの地に暮らす人たちの日々の営みの風景……
ページをめくるたびにこの街の空気に浸って、ウィーンの街を歩いて旅しているような気分になれる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
neimu
39
大学生の頃、初めて訪れた音楽の都ウィーンは思いのほか暗い街だった。早春だったからか。その後何度か夏に訪れて印象は変わった。モザイク柄の教会の大屋根、馬車、路地、室内楽、ザッハトルテ、墓地、宮殿、ユーゲントシュティール、トラム、遊園地などが走馬燈のように脳裏を駆け巡る。音や光、紡がれて音楽と彩りになり、何故かほどけたリボンのように隣の国々へ流れていく。そんな印象が強いウィーンとオーストリア。四半世紀はご無沙汰の街の想い出を掘り起こしながら読み、眺めるウイーンはかぐわしい。確かに季節を感じさせてくれる1冊。2025/10/08
bluelotus
6
★★★☆☆ ウィーンは水道水も飲めるし、裏道等も歩けるほど安全だし…で暮らしやすそうだなという印象。2025/10/11
お抹茶
1
観光客ではわからないウィーンの日常が綴られる。無料で楽しめる場所が多い。春はシャクヤク。土曜日はファーマーズマーケットで買い物。夏は「教会の長い夜」でイベントを楽しめる。夏はアンズダケ。街中でレベルの高い奏者が演奏し,楽器も多彩なのは音楽の都ならでは。9月最終日曜日は無料で入れる文化施設,10月1日に振舞われる無料のコーヒー,10月第一土曜日夜は格安の入場料で入れるミュージアム。カモミールティーは万能薬で,寒い季節にはEinspänner。家庭で代々引き継がれるクリスマスクッキー。年間の4割は雨が降る。2025/11/17
chebambuk
0
2025年28冊目。8月と3月以外にもすごく行きたくなった。2025/10/28
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