アタッチメントを学ぼう---エピソードでつなぐ関係性の理解と支援

著者名：北川恵

日本評論社（2025/08発売）

• ISBN：9784535985445

内容説明

親子関係の支援などに欠かせないアタッチメント（愛着）の視点。そのエッセンスと日常・実践への応用をエピソードを交えて紹介する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ソーシャ]

工藤先生の本が古典からアタッチメント理論を理解していく本なら、こちらはアタッチメント理論の現代的展開を紹介した一冊。コンパクトかつわかりやすく理論と応用が解説されていて、とても読みやすい。初学者が最初に読むのにもとてもいい本ではないでしょうか。

2025/06/15

[Go Extreme]

生涯の基本的欲求 アタッチメント 関係理解と支援に 困った行動の背景に気持ち 安全安心と他者との繋がり 支援者を力づける視点 応答で繋がる方法 SSP アタッチメント測定 安定 回避 アンビバレント 無秩序 きっとこんな応答が 質の鍵は関係性 人生で寄り添う誰か 助けを求めやすいか 応答経験でイメージ修正 安心感を与える 子の視点 内省機能 不安受容が安心に 行動と探索のバランス 安心基地と安全避難所 自己感情調整力の獲得 行動は欲求のメッセージ 毅然と寄り添う 安心基地スクリプト 今、安全安心な関わり

2025/04/25

[与一]

良い本でした。タイトル通り、『アタッチメントについて』研究結果や論文を参照しつつも、架空のエピソードを織り交ぜる事で一般の読者にも分かりやすいよう配慮されていると思います。一生涯の中のアタッチメントについて書かれており、興味深く、何より著者の書きぶりが優しくて良かったです。私たちに必要なのは相手を評価することではなく『その人がどういった背景から今のアタッチメント傾向になったのか思いを馳せる事』…やはり相手への想像力が大事だなぁ〜　難しくて読み飛ばしてしまった所も多いのでまたいつか再読したい本です。

2025/08/03