こころの科学240号/2025年3月号【特別企画】みんなで考えた統合失調症の未来

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こころの科学240号/2025年3月号【特別企画】みんなで考えた統合失調症の未来

  • ISBN:9784535141407

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内容説明

統合失調症をめぐる四つの問いに、当事者・家族・支援者・医師それぞれの立場で向き合い、リカバリーと共同創造のヒントを探る。 ■特別企画 みんなで考えた統合失調症の未来《創刊40周年記念増大号》 福田正人(群馬大学名誉教授) 青木省三(慈圭会精神医学研究所・所長)宮岡 等(北里大学名誉教授吉川 徹(尾張福祉相談センター・児童専門監)=編 ●統合失調症は、どういう体験ですか? いち統合失調症者の内的体験――テレパシー状態と読み書き……山崎将展 統合失調症がもたらした苦しみと恵み、そして願い……島本禎子 「統合失調症患者を看る」のではなく、「その人の人生をみつめる」ということ---若くして統合失調症を発症した方とのかかわりから……塩澤拓亮 統合失調症を体験することの三つの側面……村井俊哉 [コラム]親の統合失調症のことを子どもと話すとき---おもに医療者の視点から……プルスアルハ  ●統合失調症は、どのように始まりますか? 専門家だけによる「成因」の究明から、共同創造に基づく「どのように始まりますか?」の理解へ……笠井清登 「統合失調症になる」ことについて……堀合悠一郎 家族の立場から考える……岡田久実子 “自分はどうなってしまうのか”に寄りそう……岡田隆志 [コラム]統合失調症とトラウマ……鷲田健二 ●統合失調症に、本当に役立つ支援とは? 「役立つ」の意味と共同から考える、「本当に役立つ支援」……山口創生 守られることと自由になること……川村有紀 支え支えられ共に生きていく……小野寺梨紗 会話のやりとり……森川すいめい [コラム]生活臨床の現代的意義……伊勢田堯・小川一夫・長谷川憲一 >●25年後の「統合失調症」への期待統合失調症をめぐるアウトカムはどのように変わるのか……山田悠平25年後には、ルサンチマンは消えているだろうか?……夏苅郁子 障害の社会モデル・人権モデルの精神保健医療福祉への実装に向けて……熊倉陽介 25年後の統合失調症って?……田尾有樹子 [コラム]中井久夫と考える患者……森越まや ■追悼 岡崎祐士先生を偲ぶ---独創と信念と繊細を秘めたゆるキャラ精神科医……福田正人 ■視点 学生の自殺を防ぐ大学の実践とこれからの挑戦……高橋あすみ 「選択」と「やむをえず」のあいだ---子どもを持たない人の「次世代育成」性……貴戸理恵 社会保障にできること、できないこと---急に働けなくなった事例をもとに……横山北斗■対談 ニューロダイバーシティとどう向き合う?---子どもの精神科から見えるもの……内山登紀夫・吉川 徹 ■連載 性暴力とわたしたち――未来を生きるレジリエンス(7)/PTSDの専門的な治療法……新井陽子 みえているけど“気づかないこと”――ナラティヴの向こう側(10) 我慢の「リミッター」はどこに……山本智子 混沌の中で、「私」を結ぶ---自閉スペクトラム症と精神病理学(2)/関係としての痛み……清水光恵 ケアを支える言葉と対話――こころを診る、そのまえに(8)/耳を傾けるということ……大石 智 こころとキャリアの羅針盤――働く人と職場を支える(11)/相談利用を促すプロモーション活動……松本桂樹 ■ほんとの対話 和田香織、杉原保史、井出智博他 編 『心理支援における社会正義アプローチ』……伊藤絵美 山口貴史『サイコセラピーを独学する』……岡野憲一郎 松井剛太、松本博雄 編著『子どもの声からはじまる保育アセスメント』……赤木和重 森田達也、明智龍男『死を前にしたひとのこころを読み解く 緩和ケア÷精神医学』……新城拓也 ■こころの現場から 不断の努力(弁護士事務所)……青木志帆 生活保護=車はダメ?(福祉事務所)……高野正秀■235~240号・総目次

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