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内容説明
2025年度の連続テレビ小説「ばけばけ」の主人公小泉セツの夫・小泉八雲について、セツとの関係や作品のルーツとなる生涯を辿る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あきあかね
19
本書は小泉八雲の人生をたどり、作品の淵源を探る。著者は、八雲の『怪談』は、単に人間の恐怖心を煽るものではなく、人間の根源にある存在の悲しみや孤独感、畏怖心に訴えかけるという。名もなき庶民の哀歓を描く八雲の作品は、多くの日本人に受け入れられ、さらには、人間の内面の良心に訴える普遍性は、時代や国境をも超える。「雪女」という作品ひとつをとっても、元は日本の民話や昔話であるのに、八雲の再話により、その愛憎の深さや哀切な別れは際立ち、世界文学と呼べる普遍性を帯びている。再び脚光を浴びる八雲作品を手にしたくなった。2025/10/19
kirinsantoasobo
18
図書館本。朝ドラから興味を持ちました。明治の日本の文化にすぐに溶け込み、日本を愛して帰化し、日本人となった八雲の人間性に深く感銘を受けました。外国人は日本人よりも日本に詳しいのではないかと感じることがありますが、八雲の日本に対する想いにも、それを強く感じます。そして、外側から評価していただける日本を知ることで、大切にしたいものを再認識することができます。八雲は国や人種が違っても誰もが同じ人間なのだと思わせてくれる考えの持ち主です。異文化への好奇心や思いやりを持つことは、いつの時代も変わらない願いです。2026/02/17
ヒラP@ehon.gohon
11
朝ドラに刺激されて読みました。 期待した小泉八雲とセツの物語からはほど遠く、作家研究になっていましたが、夏目漱石との結びつき井上円了の名まで出てきて、別の面白みがありました。2025/12/10
バトルランナ-
10
レフカダ島で産まれた。 八雲の後任が漱石❗️ 昨今の妖怪・幽霊のゆるキャラ化現象は、人間が自然界や外の世界をてなずけ、思うままにできるという錯覚から生まれているのです。p83 鬼太郎の違和感はそこにあったのか❗️ 熊本は殺風景で人もそっけない、松江と比べると非常に差がある。教頭への手紙。作品と比べると分裂症ではないか?p140 八雲の焼却炉殺人事件、すごい記事だわ。こりゃ、給料上がる。p189 ばけばけ終わったばかりの熊本でタイムリーに読めた❗️4点 2026/04/03
coldsurgeon
9
「ばけばけ」が始まり、小泉八雲の名前を知りながら、その著作や事績に疎いことに気づき、まずは、と想い読み始めた。明治中期の日本社会に息づく人々の考え、習慣、風俗などに、寄り添って、文章を残した文人であった。八雲の怪談は人間の恐怖心に訴えかけるものだけではなく、昔話の基底を成している倫理観や人間の良心などに訴えかける要素が強いという。超自然なものを身近に感じることが出来る日本という湿潤な風土の感化の下で生活できたであろう。しかし、人物造形力の弱さや劇的構成力の欠如のためか、再話文学の外に出ることはできない。2025/10/02
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