内容説明
なぜ私たちは「ルッキズム」を語り、問題とするのだろうか? その背景にあるものを探り、「ルッキズム」の概念を再検討する内容。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さおり
29
難しかったなぁ。外見は努力で変えられるものなのか否か。能力と捉えて良いものか否か。自分の考えをまとめようとすると、すぐに「でも、、、」と反論が浮かぶ。この本は、中学生に向けてわかりやすく書かれた本です。やのに、こんなにもわからない。令和になっても私の頭のなかはあいかわらず昭和だから、こんなことになっちゃうんだろうね。悲しいよぅ。けれども、答えが見つからなくても考え続けることが大事、と言ってくれるのです。お優しい。まぁ、中学生に向けて優しいだけで、おとなならもっとがんばりなさいよ、って話でしょうけども。2026/02/28
kana
17
最近よくきくけど実は何なのか、言葉の使い方を理解できておらず入門的に読みました。無関係論とバイアス論の視点、確証バイアスの問題、個人ではなく社会に問う姿勢などとても勉強になりました。またルッキズムはこれまでは他の差別と区別されておらず、比較的最近生まれた概念なのだというのも興味深い。外見で人を判断する仕組みは生きるために必要な能力でもあって、なかなか避けられないけれど、それが引き起こす問題を認知して考えることからだなと思いました。2026/03/18
YT
8
すごく良い。若者向けに書かれた "ルッキズム"に関わるもやもやに一緒に立ち向かう本。 規範的な美というものをメディアやSNSに徹底的に刷り込まれている現代人にとっては読んでいてかなり心の闇を突かれるトピックだと思う。今はメディアも問題だが、"らしさとルッキズム"は学生時代から作られているので、狭いコミュニティで生きる若者にとっては、かなり大きな生きづらさの一因になんだろうなと思う。 多くの人に読まれてほしい一冊、そしてその先の生きやすい社会を作るためにみんなで考えて行くことを促す良書。2026/05/16
アカショウビン
7
「中学生の質問箱」シリーズのはずだが、ルッキズムという言葉の意味内容そのものが現在進行形で変転し、また研究の歴史も浅いがため、大活字の質疑応答方式ではあるが、問題が複雑過ぎて辛い。 ルッキズムには「無関係論」(仕事とは関係ないのに不利益を被る差別問題)、「バイアス論」(マジョリティ的外見が求められ、マイノリティーが不利益を被る差別問題)がある。これらは以前からある男女差別、人種差別と関係する。ルッキズムに対しては「人の評価を気にするな」的な個人的問題にせず、社会の側の価値観を問題にしていくことが大切。2025/09/24
kitten
6
図書館本。中学生向けに書かれた、ルッキズムの入門書。人によって、ルッキズムの定義が揺れていて議論になりにくい。ルッキズムは、何を問題にしているのか?そのバイアスなのか、本質と関係ないから、なのか。問題は、個人のあり方か、社会のあり方か。外見を武器にすることも多様性ではないのか?難しい問題。ポジティブシンキングで、これが私の美しさだ、とすることもいいが、なんで美しさを求められにゃならんのだ?という話まで出てくると、もうわからなくなるね。2025/10/05




