内容説明
ベストセラー待望の文庫化! 食べることに嫌悪を覚えている高校生・三橋唯。「食べること」と「人のつながり」はあまりに分かちがたく、孤独に自分を否定してきた唯が初めて居場所を見つけたのは吸血鬼の館だった。《解説・令丈ヒロ子》
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
食べることそのものに嫌悪を覚える女子高生・三橋唯。孤独で自分を否定するしかなかった唯が、食べ物の匂いがしない「吸血鬼の館」で謎めいた男・泉と出会う青春小説。食べ物を口に入れて咀嚼すること自体に嫌悪感を抱いていて、食べても吐いてしまう状況を友人や両親にも話せない唯の苦悩。そんな彼女が出会った血しか飲めない奇病の泉の下で過ごす、無理をしなくていいつかの間の平穏な日々。容易には解決しない悩ましい状況で、それでも分かってもらえないではなく、自分の思いを伝えていこうと少しずつ変わってゆく唯の姿が印象的な物語でした。2025/08/08
イシカミハサミ
14
三橋唯/女性/子ども/扶養/食べられない 泉遥真/男性/おとな/自立/食べられない 全く違う人と人でもひとつ共通点があればつながることができる。 とても近しい人と人でもひとつ違えばまったく分かり合えない。 共通点だと思っていたものが実は全く別物のことがある。 違っていると思っていたものが実は分かり合えることがある。 分かることは同じということではない。 同じだということは分かることではない。 当たり前のことではあるけれど、忘れがちなこと。 それにしても、唐揚げからでも食欲を奪う文章の力よ。2025/09/11
読書熊
4
違っている人と違っているまま関わり合う2025/12/17
773
3
【人間】に擬態して生きてる部分、誰しもあるのではないかな。 心に刺さる言葉に付箋をしてたら、付箋だらけになった。この作家さんの本、もっと読みたい。2025/10/15
こは
3
『ネバーランドの向こう側』はダメだったがこれは読めた。友達の中で睦月だけほとんど主人公と会話がなくてこの子なんだったんだろう…。『スターゲイザー』『鳥と港』はよかったけど他の作品は今のところうーん…2025/09/11
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