新潮選書<br> 地経学とは何か―経済が武器化する時代の戦略思考―(新潮選書)

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地経学とは何か―経済が武器化する時代の戦略思考―(新潮選書)

  • 著者名:鈴木一人【著】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 新潮社(2025/09発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106039348

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内容説明

自由貿易とグローバル化が終わりを告げ、トランプ関税、中国のレアアースなど、経済が武器化する時代が到来した。この危機を乗り切るために必要となるのが、地政学に経済安全保障の概念を取り入れた「地経学」の思考である。国際政治学の第一人者が、半導体、宇宙、資源など様々な視点から新たな時代の日本の指針を示す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

124
国家安全保障とは専ら軍隊や戦争、情報関係の話とされているが、戦いを支える経済力も不可欠。武器の開発や生産には多額のコストと高度な技術が必要な今日、経済や技術の強さは戦力に直結する。経済が武器化する現代を「地経学」の視点から分析し、国際政治を見る目を変えてくれる。地経学の考えを取り入れて国策とした中国に対し、自国だけでは経済衰退を止められないと判断したトランプ政権は半強制的に日欧に対米投資をさせて強いアメリカ復活を目指す。米中貿易問題とは単なる赤字の話ではなく、双方の未来を賭けた死闘であると認識させられる。2025/10/31

バルジ

7
地経学を現在のトピックを中心に論じ尽くす良書。地経学的なパワーは当然経済力であるが、その中でも「戦略的自律性」「戦略的不可欠性」によって「相互依存の罠」の軽減を図るのが世界的な潮流という。日本は衰退傾向にあるとはいえ、上記の自律性と不可欠性を兼ね備えた稀有な地経学的パワーを持った国である。アメリカ・中国という超大国の狭間でミドルパワー国家として地経学は不可欠な思考枠組みであろう。日本はTPPを立て直し、CPTPPとして結実させた。その成功を生かしてこれからもルールメイカーになれるかどうか。2026/02/15

Ra

7
第一人者が、半導体、IT・AI、宇宙、資源、経済制裁をテーマに"地政学×経済安全保障=地経学"について解説。「地経学を考える上で、その国が、国家という地理的に規定された空間において、どのような経済的資源を持っているのか、また、その資源を地経学的パワーとして、国際秩序の形成や変化に活用できているのか」という視点が重要であると説く。相互依存関係が張り巡らされるという意味でのグローバル社会が現前とあり、そこにおいて経済を"武器化"する動きが加速化する中、「戦略的自律性」及び「戦略的不可欠性」が重要になってくる。2025/11/01

ハマのプー

3
入門書ではあるが、国際情勢を説明するのに、地経学が果たす役割の大きさを教えてくれる一冊。ロシアのウクライナ侵攻に対して世界各国の足並みが揃わない理由といった昨今の気になるテーマが山盛りで、気づくと読了。個人的には冷戦後に権威主義国家が残った(増えた?)ことを深掘りして欲しかったなと。地経学がブーストしそうな予感あり。2026/01/26

hata2

2
セミナーでのプレゼンを書籍化したものなので、思ったよりも読み易い。資源に乏しい日本は、地経学という言葉が出来る前から地経学を意識して行動せざろう得なかったのではないか、と思う。2026/02/20

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