葬祭ジャーニー 世界の「死」をめぐる、びっくりするような風習と儀式

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葬祭ジャーニー 世界の「死」をめぐる、びっくりするような風習と儀式

  • ISBN:9784863136533

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内容説明

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世界のさまざまな地域や文化では、「死」をどのように悼み、弔うのか――35の葬送の風習や儀式を、多彩なビジュアルと、コラムやインタビューを交えた解説でめぐる。
たとえば、街が音楽に包まれるニューオーリンズの「ジャズ葬」。骸骨メイクと花飾りで祝うメキシコの「死者の日」。日本人にとっては驚きの、故人を掘り起こして再会するというマダガスカルの「骨返し」や、亡き人の酒癖や失敗談も墓標に刻むルーマニアの「陽気な墓地」。歴史に根差した風習だけでなく、現代では、携帯電話やスニーカー、ワインボトルを模したガーナの「創作棺」や、遺体を堆肥にして土に還すエコ志向な「グリーン葬」、遺灰をロケットに載せて飛ばす「宇宙葬」も。
哭(な)く、叫ぶ、笑う、歌う、酔う、着飾る、祝福する――かくも多様な死生観や葬送の在り方には、歴史的、宗教的、文化的な背景があり、ページを繰るごとに、「死」は避けられなくとも決して終わりではなく、悲しいだけのものでもないという不思議な感慨に満たされる。よき生と、幸せな旅立ちのための「世界のお弔いガイド」。

目次

はじめに
たたえる CELEBRATING
アイルランドのウェイク/ニューオーリンズのジャズ葬/中国のぜいたくな葬式/ガイジャトラの陽気な旅立ち/メキシコの死者の日/マダガスカルの骨返し/ナイジェリアの複葬/死者も踊る――死者を称える祭りと風習
しのぶ COMMEMORATING
ルーマニアの陽気な墓地/死後写真/骸骨たちの世界――有名な地下墓地と納骨堂/韓国の珠葬/ガーナの創作棺/死者と再会するスラウェシの人々/パプアニューギニアの村を守るミイラ/ペットのお墓/新しい別れのかたち/不滅の英雄の記念碑/高層墓地
いたむ MOURNING
死を嘆く声/イスラム教の葬儀の風習/ラコタ族の魂の守人/マオリの哀悼の儀式/指を切り落とす儀式/ドリーミング――オーストラリアの死生観/世界各地のユダヤ人の葬儀/泣き女/不滅の象徴――死と再生のシンボル
そなえる OFFERING
ゾロアスター教の沈黙の塔/バリ島の火葬の儀式/看取りのドゥーラ/スウェーデン式の終いじたく/チベット仏教の6つのバルド/グリーン葬/ヴァーラーナシーのガート/ジャイナ教の穏やかに死ぬわざ/サガダの崖にかけた棺/チベットの天葬/石に刻まれた歴史――世界各地の見事な墳墓
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

133
世界の「死」を巡るユニークな風習と儀式の数々、世界にはまだ知らない死の文化が満ち溢れています💀💀💀 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/product/25/071600030/2025/08/25

くさてる

21
題名通り、世界各地の「死」にまつわる儀式を、カラー図版も多く紹介した一冊。読み応えありました。日本からはお盆の風習。死者の日、納骨堂、泣き女、創作棺などの風習、ピラミッドやタージマハールといったスケールの大きなものからスウェーデンの老い支度などの身近なものまで、死にまつわるものが網羅されています。怖さや気持ち悪さはなく、むしろ死の崇高さを感じる一冊でした。2025/10/25

ゼロ投資大学

3
世界には様々な形での葬祭の儀式や風習が存在する。死者の供養には様々な形が存在し、歴史や風習に大きな影響を受けてきたことを感じさせる。異なる場所の人と接する時には、その地域や民族の歴史を学び、受け継がれてきた価値観を尊重したい。2025/09/17

ソニックゆうすけ

1
カラー写真が多く、ひと目見て伝わるものが多いので、国や宗教によってしきたりが全く違うものなのだな、と、当たり前の事を感じた。ルーマニアの青い十字架の森、ガーナの個性的過ぎる棺桶、カタコンベの髑髏、勿論日本の盂蘭盆会、鳥葬、あとやっぱりメキシコの死者の日が個人的に大好き(不謹慎?)、ナショジオ関連は本当写真が素晴らしい。2025/12/19

かんろ

0
世界の葬式にまつわる風習や儀式を集めた一冊。各地域や民族によって死の捉え方や見送り方、受け取り方は本当に色々あるなと。派手な祭りや残された側が指を切断したりの風習が新鮮に驚いた。 その土地の自然環境や土地の広さによっても制約があったり、価値観の変容があったりと、時代やその場所に合わせて死者の見送り方も変化していくんだろうなと。 個人的には墓とかじゃなくて、台湾の納骨棚スタイルとか合理的で惹かれるし骨をダイヤモンドに圧縮されたいという希望はある。2025/12/06

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