内容説明
現代思想界の奇才による、実質的に最初の書物にして主著。難解で知られるラカン理論の可能性を根源から押し広げてみせ、全世界に衝撃を与えた驚異の書。新装版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tyfk
8
ジジェクのおもに映画を絡めた話はいろいろ読んできたけど、この本は「批評空間」に掲載されたときちょっと読んだだけ。ちゃんと読んでみるかと思った動機は、トランプについて考えるヒントがありそうな気がしたから。ラカンの4つの図の解説あたりまでは『構造と力』に似た話でそれほど難解ではないけど、その後のヘーゲルがでてくるところから難しくなる。でもたぶんそこがポイントなんだろう。2025/06/30
kumoi
5
<物>は完全に否定されたとき、その本性を表す。つまり、精神は骨である。「愛してる」という言葉は発話者の聞き手に対する愛を証明しているだろうか、と考えることが理解のためのヒントになる。私たちは本当に愛していようが口先だけであろうが、「愛してる」と発話できてしまう。だから、「こんなに愛しているのに、なんで君は分かってくれないんだ」と嘆く人間は愚かだと言わねばならない。愛はそれを伝えることが完全に不可能になったときに姿を現すのだ。愛は語るべきものではない。語られないことによって示されるべきものである。2025/08/03
Go Extreme
3
https://claude.ai/public/artifacts/5ecb10d5-aab3-4f5e-8fb2-31b83e51d3c3 2025/07/08
だっちょ
0
物は反復されて成り立つ。ふむふむ…久しぶりに手強い本を手にしてしまったが、楽しめた。あまりこの手の本を読んだことない自分ではなんとなく理解したところもあるが、文字にするのが難しい自分がいる。2025/11/08
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