家出してカルト映画が観られるようになった

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家出してカルト映画が観られるようになった

  • 著者名:北村匡平【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 書肆侃侃房(2025/08発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784863856691

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内容説明

伊藤亜紗さん推薦!「「リスク回避」「コスパ重視」の社会が到来する前の時代、まだ若かった先生は、敷かれたレールをひたむきに踏み外していた。北村さんは、最後の「変な大人」なのかもしれない」

日本経済新聞「プロムナード」の大好評連載に書き下ろしを加えて書籍化。『椎名林檎論』などが話題を呼んだ映画研究者の初エッセイ集!

「ここにおさめられたエッセイには、個人の人生の息苦しさと規範から逸れてゆく解放感、日常の些細なシーンにおける疑問や葛藤、そして怒りや歓び、あるいは非日常の時間に遭遇した、かけがえのない経験が記されている。社会が決める正しいルートなどない。多くの人が、他人にではなく、自分自身の人生を豊かに感じられる道を歩んでほしい、そういう願いが込められているように思う」(著者あとがきより)

【著者】
北村匡平
1982年山口県生まれ。映画研究者/批評家。東京科学大学准教授。専門は映像文化論、社会学、メディア論、表象文化論。著作に『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房)、『24フレームの映画学 映像表現を解体する』(晃洋書房)、『椎名林檎論 乱調の音楽』(文藝春秋)、『遊びと利他』(集英社新書)などがある。

目次

ネコになる/アルバイト/鳥体験/僕が旅に出る理由/倍速視聴される人/靴下のこと/無駄な雑談と移動/レールを踏み外す/サンタクロースは誰だ/本との付き合い方/研究室という空間/テレビゲームと利他/トゲのない世界/推しの氾濫/恩師の忘れられない姿/安全な遊びと学び/メディアのマナー/怒りを飼いならせ/サバイブする文字/大人になること/アンコールワットの片隅で/消えゆく自然の遊具/僕の家族のこと/映画館の暗闇/手書きの温もり/子供の豊かな想像力/空き地と土管/怒れるタクシー運転手/ピンクとメイク/99というナンバー/ボリビアの高地で/手放す勇気/息子と遊ぶ/食べること/学生たちの襲来/あたしのからだ/大学教員の生活/首タオル/レンタルビデオ屋/テレビドラマの食卓/タバコアレルギー/人の温もり/旅先の少女たち/最後の花火が終わったら/家出してカルト映画が観られるようになった/最愛のカートへ/ヒーローになりたい/引っ越し人生/変な人たち/出会い直すこと/偶然性を生きる/あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

143
タイトルに魅かれて読みました。北村 匡平、初読、本書で北村 匡平の存在を初めて知りました。著者とは、多少共通点もありますが、私と180度違う人生を歩んでいると思われます。おしゃべりで理屈っぽい著者の講義を一度受けてみたい(笑) http://www.kankanbou.com/books/essay/06692025/06/08

26
映画研究・批評家の著者による随筆集。幼少、青年期の記憶、留学や旅の記憶、そして映画研究者として、子どもたちの父としての視線。そのどれもが真摯でやさしく、読み味がすばらしい。実家の玄関のガラスをぶち割って家出するシーンが印象に残る。時にそんなアクション満載のワンシーンが、自分の人生にもあってほしい、と思わされた。2025/04/18

レンコン餅

2
激レアさんみたいな人生を送っているなぁと思えるのは、表紙の金髪猫抱えからうかがえるし、イメージから離れた印象を持っていたからエッセイの力は強いなぁと思ったし、北村さんの評論に実体が出てきて面白くなりそう2025/05/01

ナポレオン井上

1
映画評論家のエッセイ。2025/05/13

秋野

0
全体的に内容が薄く感じた。表題のエピソードはちょっと面白かったけれども。2025/07/09

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