内容説明
「憂国の士」であり、政界、財界のフィクサーとして名を馳せる前嶋が世界最大級のコンサルティング会社「LAC」日本支社を訪れた。用件は「20年、30年先の日本がどうなるか調査してほしい」というもの。命を受けたLACの津山は調査をはじめるが……。少子高齢化、AIの進化による職業寿命の短命化、地方の過疎化、優秀な若者の海外流出――。明るい材料が何一つないなか、津山が出した結論とは。そして、こんな国にしたのは誰なのか。すべての政治家、すべての財界人、そしてこれからの日本を背負う若者必読の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chika's
2
日本の人口はわずか15〜25年後には1億人を割りその後も減り続けるって。しかも超高齢者社会。いまさらだけどなんでこうなった?本書にも書かれているけどChatGPT先生に聞いてみた。あー、なるほどね。で、日本どうなるんだろう。もうすぐ高齢者の仲間入りする自分はどうすればいいんだろ。2025/08/20
たけ
0
★★★☆☆ このまま人口が減り続けると起こること。 この小説だ語られるエピソードよりももっと沢山の変化・影響が出てくるのでしょう。 最後のオチの唐突感と、同じ題材が何度も出てくるのが気になった。 初作家、他の作品は読まないかなぁ〜2025/08/19