内容説明
家族療法は1960年代初頭の米国に登場し、家族関係への介入によって心理的問題を解決する新たな試みとして発展した。80年代以降、フェミニズムや社会構成主義の影響を受け、「制御から対話へ」への理論的転回が進む。本書はその変化を生き抜いたマスターセラピストたちへの貴重なインタビューを収録し、家族療法の倫理と可能性を再考する視座を与えてくれる。
目次
イントロダクション…デイヴィッド・デンボロウ
2000年前後の家族療法―訳者まえがきに代えて…吉川悟・志田 望
インスー・キム・バーグ「解決を見据える」
サルバドール・ミニューチン「個人療法から家族療法への必然的な旅路」
モニカ・マクゴールドリック「「家」をつくる」
ジャンフランコ・チェキン「システミック・プラクティス」
オルガ・シルヴァースタイン、マーガレット・ニューマーク、クリス・ビールス「歴史の断片と目下の課題」
トム・アンデルセン「家族療法のリフレクティング」
ペギー・パップ「変わりゆく家族療法のプロセス」
カール・トム「われわれ自身の権力行使に働きかける」
マイケル・ホワイト「家族療法におけるナラティヴ・メタファー」
ペギー・ペン「言葉とともに」
ジェフリー・ザイグ「ミルトン・エリクソンの影響」
リン・ホフマン「家族療法の私的な歴史」
デイヴィッド・エプストン「文化人類学、アーカイブス、共同調査、ナラティヴ・セラピー」
解説:初期から現在までの家族療法…吉川 悟
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