荷風と風景 失われ廃れゆくものを愛する

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荷風と風景 失われ廃れゆくものを愛する

  • 著者名:湯川説子
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 株式会社文学通信(2025/07発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784867660874

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内容説明

作家は廃れゆき失われつつある土地の記憶をたどろうとしたーー。
文豪・永井荷風が言葉で紡いだ江戸東京の風景を丹念に紐解くと、何が見えてくるのだろう。作家の言葉と実際の場所を結びつけ、過ぎ去った時代の都市の姿の痕跡を探し、荷風の愛した風景を追いかける。

本書は「地形を歩む」「水辺散策」「都会生活」の3部にわけ、小石川金富町三十二番地(現・文京区春日二丁目)の生家から、孤高の砦であった自邸・偏奇館まで、永井荷風の人生と作品の現場を読み解いていく。

荷風の歩き見た景色が目の前にあらわれ、作家が作品に遺した目まぐるしく変わりゆく時代を追体験する。年譜・荷風関連地図・図版40点以上を掲載!

荷風とともに江戸東京の風景を探すためのガイドブック!

【荷風が言葉で紡ぐ江戸東京の風景は、私たち現代の読者に過ぎ去った時代の都市の姿を伝えてくれる。登場人物の感情と物語の情景が織りなす世界は、読む者を心地良いひと時へと誘うだろう。本書はその道しるべである。】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

果てなき冒険たまこ

3
散歩好きの荷風先生とその歩いた(後半は移動手段が変わってるけど)ところを様々な切り口で検証していく本。失われた江戸への郷愁と明治大正昭和と移り変わるものへの反発や希望。荷風先生のネタは尽きないねぇ。初めて知った織田一麿という名前も覚えておいて損はなさそうだ。本質的に孤独を愛するというより他人との関わりを拒絶する荷風先生には共感するしかない。自分も同じような性格だけどただお金はそんなに持ってない(笑)2025/07/13

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