パパたちの肖像

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パパたちの肖像

  • ISBN:9784334107444

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内容説明

娘の小学校のPTA活動に戸惑い――(「ダディトラック」外山薫)/俺も授乳ができたらいいのに。(「俺の乳首からおっぱいは出ない」行成薫)/いないはずの「父」の筆跡は――(「連絡帳の父」岩井圭也)/息子の大切なトミカがなくなった!(「世界で一番ありふれた消失」似鳥鶏)/――「イクメン」が死語になって久しい令和。家事も育児も当たり前に行うパパたちの胸の裡は? 7人のパパ作家による、令和パパたちの心の声。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

40
恋愛期間を経て結婚し、出産。子供を宿した時から心身共に母親になる女性と違い、いわば突然パパとなる様な感じなのかな男性は…。家庭環境も夫婦の在り方もガラリと変わってしまう子育て期。パパも家事や育児に参加するのが当たり前の時代。そんな時代に奮闘するパパ達の物語。どのパパも頑張っている様子や心の声、それでもやはり可愛い我が子と大切な家族。ちょっと可哀想にも感じたり、パパ目線に感心したりと楽しく読めた。特に好きなのは行成薫著『俺の乳首からおっぱいは出ない』。笑ってしまうパパ心情だが本人の真剣さがまた笑える。2025/03/27

papako

34
似鳥作品を読んで、最新作チェックで引っかかって。お父さんたちの悲喜交々ですね。一番最初のタワマン文学の旗手って紹介の作者の作品がいまいちのれなくて心配だったけど、あとは楽しめました。おっぱい欲しいお父さん多いんだろうなぁ。石持さんって男性だったんだ!知らなかった。うん、なかなか味わい深いアンソロジーでした。2025/09/02

nyanco

31
似鳥さん、石持さんのお名前を拝見して、なんとなく読み始めたのですが、「7人のパパ作家による、令和パパたちの心の声」とても面白かった。昭和に母親業をしていたので、今のパパたちはこんなにもしっかりと育児しているんだというのが最初の驚き。(あぁ、でもウチのムスコはここまでちゃんとパパ業していない)行成薫さん、初読みでしたが「俺の乳首からおっぱいは出ない」はインパクト大。 深夜のミルクタイム、ママの母乳を欲しがり泣き叫ぶ我が子、妻からは何故、泣き止ませられないのかと冷たい視線 →続く 2025/08/22

りらこ

22
あたりまえに育児をするパパ。傍目には会社に出勤してからの姿しか知らない。だがその席に座るに至るまでの日々の苦労、思っていること、心からの叫びと幸せが混在。仕事と家庭の両立への悩みもそうだ。少し前までは、その多くは女性ならではの定番の悩みだった。諦めなければいけない分岐点のようなものが、あちこちに立ちはだかり、岐路の片方には子どもが「待ったなし」状態。そこで諦めずになんとか大車輪でぶんぶん回ってきた女性もいるし、目の前の選択に迫られて自分の人生の舵を家庭に切った女性も。これからはどうなるのかな。 2025/08/26

うさうさ

10
パパ作家による令和の子育てを描いたアンソロジー。 どの作品も情景が目に浮かぶほどリアルだ。 ママの生きづらさはよく聞くが、パパも大変で読んでて苦しくなる。 「俺の乳首からおっぱいは出ない」はめちゃ笑う。 本人が真剣なだけに余計に笑える。2025/08/24

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