内容説明
お七の祖父が営む「くじゃく屋」は美しい石を使った小間物で密かな人気を集めてきた。だが祖父の死後、借金が発覚。取り立てにきたのは仇敵の大店・甲州屋で、返済できなければ妾になれという。八方塞ふさがりのお七に手を差し伸べたのは「遊び人の金さん」と呼ばれる美丈夫の浪人だった。知識を活かし、西洋渡りの石を探しているという金さんの手助けをすることになるお七だが――。心あたたまる人情時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ベローチェのひととき
14
本屋さんを物色していて気になって入手した本。4編からなる連作短編集。主人公は少し前に祖父が亡くなって、祖父が営んでいた小間物「くじゃく屋」を引き継いだお七。番頭がこしらえた借金をかたに大店の甲州屋の主人からめかけになるようにせまられ八方塞がりな状況になる。そんな中、遊び人の金さんに出会い、次々に起こる石に関する事件を解決していくという勧善懲悪の物語。スッキリします。2026/04/11
ゴルフ72
13
主人公はお七さん、祖父が営んでいた「くじゃく屋」を継いだが借金が発覚!そこに登場が遠山の金さんとは(笑)時代劇を見ているように読みました。これはこれで面白かったですよ‼2026/04/09
ふみえ
7
石の蘊蓄が興味深い。あとがきの補足で、もっと石の事が知りたくなった。これから、くじゃく屋さんにどんな貴石がやってくるのか気になるところ。2025/09/12
美月
6
金さんもお七もなんだか、もどかしいようででも、そういう甘酸っぱいときめきが現代にはない。 色変わりの石、当日では珍しいもので実際にどんな色なんだろう?って思った。今でいう、アレキサンドライト。昼と夜で色が変わるのって、なんだか陰と陽を表してるみたい。2025/10/21
鈴木正大
3
「おすすめ文庫王国2026」の「ジャンル別ベストテン」時代小説部門の第一位になっていたので読んでみた。何だかライトノベルみたいだった気がする。宝石の事は全く解らず興味もないが主人公のお七と遠山金四郎の恋の行方を見届けたくて結局最後迄楽しく読んだ。小学校一年生の時から17年間京成沿線に住んでいて本所吾妻橋には昔の恋人も居たような気もするが思い出せないので気のせいかも知れない。2025/12/30
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