内容説明
伝説のミステリー作家、入魂の現代長編!
初老の介護士・三谷孝は、対人関係能力、調整力、空間認識力、記憶力に極めて秀でており、誰もが匙を投げた認知症患者の心を次々と開いてきた。ギフテッドであり、内閣情報調査室に協力する顔を持つ三谷に惹かれたのが、ハーバード大卒のIT起業家・大河内牟禮で、二人の不思議な交流が始まる。大河内が経営するベンチャー企業は、義母・尾上鈴子がオーナーを務める東輝グループの傘下にある。尾上家との軛を断ち切り、グローバル企業を立ち上げたい牟禮の前に、莫大な富を持ち90代にして権勢をふるう鈴子が立ちはだかる。牟禮をサポートする三谷も、金と欲に塗れた抗争に巻き込まれてゆく。
伝説のミステリー作家、19年ぶりの現代長編!
※この作品は過去に単行本として配信されていた『負けくらべ』 の文庫版となります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
coolgang1957
42
結局最後までなんの本を読んでるのかさっぱりでした💧ハードボイルドぽいけど、ミステリらしき匂いするけど…企業小説でも福祉関連でもない。介護士としては優秀な人というのと後半のスーパーマンぶりが全くマッチしない🧐ただし観察眼とか記憶力が強いカメラアイとかビジュアライザーとかいわれる人のようですけどその能力をふんだんに使うかと思いきや、そうでもないしぃ😅ダラダラ読んでしまいました、私には悪かったとも良かったとも言い難い作品でした。2025/09/04
ばんだねいっぺい
25
とある店で薦められて読んだ。鳥の姿ではなく鳴き声からイメージすることや道行きの草花の名前や特徴を覚えていること。そして、主人公の超人ではない凡人ぶりが徹底さ。いろいろと描写にはっとさせられた。ふつうの市民は、弱い。本当に弱い。2025/09/28
かずぺん
2
主人公の三谷は「心の知能指数」が非常に高い人間なのだろうと感じます。2025/10/24
Ryo0809
2
志水辰夫の現代小説。初老の男の覚悟を書いた作品であるが、かっこ良すぎて困った。初期の冒険・ミステリータッチの要素をこの初老の男に演じさせるには、設定が大きくて重すぎるように思えた。もう少し枯れた感じの男を描いた方が味わい深かったのではないか。かつての抒情感は、文章や言葉のなかにではなく、この作品全体を通してじんわりと伝わるような筆致であった。これを円熟といえばそうなるのだろうが、どうしても昔の圧倒的なインパクトと比べてしまうので、一抹の寂しさを禁じ得ない。2025/08/17
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