角川書店単行本<br> ギプス

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¥1,980
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角川書店単行本
ギプス

  • 著者名:片島麦子【著者】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • KADOKAWA(2025/08発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041163351

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内容説明

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人は他人を完全に理解することなどできない。でも,あなたの傷が癒えるまで守ることはできる。
心のギプスを求めるあなたへの物語。
――あさのあつこ

滑稽で醜い,むきだしの自分も,悪いものじゃない。
そう心から感じさせてくれる物語に,初めて会いました。
――彩瀬まる

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間宮朔子はすべてをあきらめている。
「若い女の子」の役割をまっとうするだけの職場,善良だが気が合わない実家の家族,なにより,なんの魅力もとりえもない自分のことを。
無難にやり過ごしていた日常に飛び込んできたのは,中学の同級生・あさひの姉を名乗る女性だった。
あさひがいなくなったので一緒に捜してほしいという。
親友だったはずの彼女とは,ずっと連絡をとっていない。
裏切られて,早く忘れてしまいたいのに,ふと思い浮かべてしまう存在――それがあさひだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さちこ

52
お互いを思いやって離れてしまった心が、最後は誤解が解けてわかり会えたのが良かった。読み進めていくうちに背景がわかってくる。バイトの南野くんが優しかった。本の選書サービスも実際にあるみたいだ。2025/09/24

信兵衛

21
間違っていたと思ったらやり直す、心にはそうした柔軟性があって欲しい。 最終場面には心を洗われる気がします。2025/09/05

もえたく

17
自己肯定感が低く、人生に達観した生活を過ごしている書店員朔子のところへ、中学時代の親友あさひの姉を名乗る女性が突然現れ、妹が行方不明になったので探してくれと言われるが…。テンポのいい文章で読み易く、「ふつう」の若い女の子、家族、親友とはを考えさせられる内容でした。『未知生さん』など他の作品も読んでみたくなりました。2025/09/19

コンチャン

13
かつて親友だったが、とあるきっかけで疎遠になってしまった朔子とあさひ。数年後、朔子の前に「あさひがいなくなったから探してほしい」と姉を名乗る女が現れるところから物語が始まります。こじれてしまった関係はもとに戻るのか。読みやすい文体で、後半は一気読みでした。2025/09/14

sansirou

13
献本プレゼントで頂いた本です。読みはじめの印象はあまり良くなかったのですが、どんどん引き込まれました。朔子とあかりの関係が、鳴海の出現によって動いていく。学生の頃のわだかまり、両者の感覚がいい感じで進んでいく。ラストはとっても素敵でした。2025/08/24

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