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内容説明
小説を書く。原稿用紙とペンを備える。机に向かう。しかし――何をどう書けばいいか、これが難しい。作品のアイデアはどこから湧いてくるのか。物語が躍動する登場人物命名法、読者を満足させる〈九合目の理論〉、書き出しとタイトルのパターンとコツなど文筆活動六十余年、生み出した小説は九百編を超える小説界の「鉄人」が極めた秘技を伝授! 創作を志す人必読のウィットに富む全十章。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
85
阿刀田さんの久しぶりの文庫新刊です。阿刀田さんの作品を書くヒントがどのようにもたらされたのかをご自分の歩んでこられた道と共に書かれています。様々な世界の文学作品などを読み込んでいられるのがわかります。登場人物などの命名法、書き出しでどのようの読者の心をつかむのかやはりかなり努力されているようです。作品の数も900編を越えたようで星新一さんに匹敵するようです。2025/08/31
チタレンコ
4
紙媒体で読む。「はじめに」「少年の日の憧れ」「習作に惑いながら」「カオスからカオスの道へ」「脳みそのほとばしり」「知っていますか考」「中島敦を知っていますか」「ラシーヌを知っていいますか」「女たちと行く」「海外への旅から」「花は散るために咲く」「おわりに」という内容。裏側の「そで」をみたとき、ふと思いついたこと。この本は、「阿刀田高を知っていますか?」なのではないだろうか、ということ。野暮を承知で指摘するのだけど、著者の作品を表する有人って、著者のオルタナティブというか、自問自答というかそんな感じだよな?2025/09/30
ふう
3
図書館本。一般的な小説の書き方指南本かと思ったら、ご自身の作品のアイディアの得方や構成方法などを、実作に照らして表した本でした。よく読んでいた身として懐かしいタイトルばかり。「花の命」読みたいと思ったが、巻末の収録本を見ると、読んでいる(笑)。読書遍歴も綴られているが、ただ楽しく読んでいた自分とは、やはり違うのだなぁと。阿刀田氏の作品は、話の面白さは当然として、ちょっとした雑学が得られるところが好きでした。2026/03/20
Asaya
2
本の帯「これでもう書ける」という惹句にひかれて読んでみた。氏の小説の発想法やアイディアの探し方などは参考になる。ただ半分は氏の小説の引用と解説になっているので、今まで阿刀田作品を愛読してきた人なら裏話として面白く読めるのだろうけど、まだ初心者の自分としては追いつけないところが多々あった。これでもう書ける、わけではない(笑)2026/03/31
菊田和弘
2
やっと「視点の揺れ」について理解できました。創作を重ねて、なぜそれが許されないのか。著者の考えにも触れて、スッと。名前に遠近法を使ったり、カオスからカオスへ道を通すこと、メモの大事さなどなど、小説を書こうとする人たちには参考になることが多いと思います。2025/11/02




