内容説明
記者はなぜ「報道しない」道を選んだのか?
原爆被害者を守るため、自ら報道することを封じた反骨の記者がいた。報道と支援の狭間で揺れながらも当事者に寄り添い、核被害を告発し続けたジャーナリスト・秋信利彦と原爆小頭症被爆者家族の会「きのこ会」の60年の記録。
推薦 永田浩三(ジャーナリスト・武蔵大学名誉教授)
「自ら伝えることを封印し、小頭症の当事者や家族をメディア攻勢から守り、盾となろうとした記者・秋信利彦。昭和天皇への渾身の質問の背景に、どんな願いが込められていたのか。そして封印を解き、放送で伝えようとしたものは何だったのか。ジャーナリストだけでなく、核兵器の罪に思いを馳せる全ての人に読んでもらいたい。」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
東京には空がないというけれど・・・
4
広島には、2つのともしびがあるという。ひとつは、平和公園にある「平和の灯」。これは「核兵器が地上から姿を消す日まで燃やし続けよう」と設置されたものだという。もうひとつは「燈燈無尽」のともしび。被爆体験の苦しみと記憶を、1本のろうそくが消えそうになれば、次のろうそくにつないで、無尽に継続していこうというものだという。さらにこの本には、2つのテーマが含まれている。1つは母親の胎内で被爆して産まれた原爆小頭症の問題。もう1つは、ジャーナリズムのあり方の問題である。2025/08/14
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