中国妖怪大全

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中国妖怪大全

  • 著者名:孫見坤【編】/沢井メグ【訳】
  • 価格 ¥5,280(本体¥4,800)
  • 翔泳社(2025/07発売)
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  • ISBN:9784798185255

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内容説明

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妖怪、それは人の心の中に潜む影
中国妖怪文化の集大成

中国明代の学者、胡応麟は妖怪話を扱った小説を「志怪(しかい)」と分類しました。中国文学は志怪の歴史とも言えます。『山海経(せんがいきょう)』『穆天子伝(ぼくてんしでん)』に収められた神話は言うまでもなく、儒家の経典である『左伝』にも少なくない志怪に通ずる物語が収録されています。他にも『神異経(しんいきょう)』『列仙伝(れつせんでん)』や『異聞記』『緖髯客伝(きゅうでんかくでん)』『搜神記(そうじんき)』、『博物志(はくぶつし)』、『太平広記(たいへいこうき)』、『夷堅志(いけんし)』、『西遊記(さいゆうき)』『聊斎志異(りょうさいしい)』『封神演義(ほうしんえんぎ)』など、様々な志怪文学が親しまれてきました。

この本では、中国の古典籍に記載された妖怪305種(136種の妖魔や鬼怪、125種の怪鳥と異獣、27人の神仙や巨人、17種の仙草と奇虫)を掲載し、妖怪の由来や姿とかたち、歴史的変遷や物語を描き出します。わかりにくい古典の記載を現代の読者が読みやすく、「志怪のエッセンス」を面白く感じてもらえるようにまとめました。217の神話と中国各地の伝説、417の書画を収録し、文字だけでなくビジュアルでも楽しめる本となっています。巻末には、『西遊記』に登場する妖怪たちをまとめて紹介。中国文化クラスタはもちろん、クリエイターにもおすすめ。志怪文学の深みに導く手引きとなる、中国妖怪文化の集大成とも言える一冊です。

〈本書収録内容(一部)〉
●燭龍(しょくりゅう)
古代神話に登場する鐘山に住む神。非常に大きな力を持ち、目を閉じれば即座に夜となり天と地は暗闇の中で見えなくなってしまう。目を開けば昼となり、世界は光で溢れた
●九天玄女(きゅうてんげんにょ)
豆を兵士に変えることができ、兵法に精通しているとされる。天下が乱世を迎えると、天帝より天下平定の命を受ける者が現れ、九天玄女は下界へ降り、その者を助ける
●句芒(こうぼう)
中国神話における木神であり、春の万物の成長を司る。毎年立春になると人々は春の神、つまり句芒を祀る
●欽原(きんげん)
崑崙山を守る生き物。蜜蜂のように尾に毒針、それも猛毒の針を持っている。刺されるとたいていの鳥獣は即死し、木々も一瞬で枯れてしまう
●夫諸(ふしょ)
はるか昔より伝えられる神獣で、性質は温厚にして善良。水を好む雪のように白い鹿。一方で水害をもたらす悪獣とも伝えられ、夫諸が現れると天地をひっくり返すような大洪水が起きる
●水鬼(すいき)
中国では人は溺死すると、水鬼になると考えられていた。水鬼は身代わりとなる人間を見つけなければ、来世に転生することができない。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

163
中国4000年の歴史には、怪しげな妖怪たちが多数(305種:136種の妖魔や鬼怪、125種の怪鳥と異獣、27人の神仙や巨人、17種の仙草と奇虫)潜んでいるようです。 https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/97847981852552025/07/26

榊原 香織

105
妖怪の種類の多さがさすが中国。面白いのもいっぱい。日本は随分影響受けてる2025/10/28

佐倉

16
捜神記、聊斎志異、閲微草堂筆記、山海経など志怪に現れる妖怪たちをまとめて紹介する1冊。黄帝、顓頊、蚩尤といった古代神話の登場人物や狼狽や贔屓のような現代日本の熟語として定着した動物、縊鬼や白頭公などちゃんと怖いモノだけでなく、トイレに来た人の履物を食べるという厠鬼、人間を山奥に連れ込んだと思ったらみかんをくれる毛鬼など変なヤツも一定数いて面白かった。知識面で言えば羿が撃ち落とした太陽=金烏とか馬娘婚姻譚と養蚕の関わりについて荀子で「馬と蚕の頭が似ているから」と説明していることなど色々知れたのも良かった。2026/03/15

読み散らかしの虫

3
図書館本。神様から妖(あやかし)まで数多くの妖怪を紹介してくれる。必ずイラストがついていて、どのような姿をしているのかわかるから親切。出典がある絵姿もいいけど、ビジュの良いエンタメあふれるイラストもあって興味が尽きない。十二国記にも登場した饕餮(とうてつ)などなじみの名前を見つけた。最古の神様「盤古」を初めて知った。パラパラめくるだけでも面白くて、この本を手にとった方の創作意欲を高めるだろうなぁと思ったりした。竜生九子がすべて紹介されていない(と思う)のがちょっとだけ残念。2025/11/02

ちり

2
「中国には他にもたくさん怪異があるのに現代のクリエイターが題材にするのは特定のものに偏っている(のでガイド本を作ろうと思った」という作成の動機がなるほどと思った。さすがに知らないものも多かったが、個人的に「男性を孕ませることができる男の妖怪(羽衣人)」に原典があった事に感動した(中国の歴史系ファンタジー映画で男性が妊娠して何かを産むエピソードを時々見るので気になっていた)2025/09/17

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