光文社文庫<br> 恋ふらむ鳥は

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光文社文庫
恋ふらむ鳥は

  • 著者名:澤田瞳子【著】
  • 価格 ¥1,188(本体¥1,080)
  • 光文社(2025/08発売)
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  • ISBN:9784334107338

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内容説明

宝女王(斉明天皇)に引き立てられた歌人・額田王。次代の大王である葛城王子(天智天皇)、その弟でかつての夫・大海人王子(天武天皇)、二人の異父兄・漢王子、葛城の忠臣・中臣鎌足らに囲まれ、宮人としての勤めに邁進する彼女を時代の波が翻弄する。大敗を喫した白村江の戦いから古代史上最大の内乱たる壬申の乱へ。激動の飛鳥時代と額田王の半生を描いた歴史巨編!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

てつ

32
題名の「恋ふらむ鳥は」は主人公の額田王のものとされる和歌からのもの。作中の漢王子との関係性は見もの。しばし震えた。古代史最大の内乱と呼ばれる壬申の乱までの時代をしっかりとした額田の視線で描いた傑作。たぶん再読するのだろうな、と確信する一冊。いろんな読み方ができる本です。2025/08/14

niisun

22
飛鳥や奈良時代の歴史小説が好きなので非常に楽しく読めました。この時代を好んで取り上げてくれる作家さんの一人が澤田瞳子さん。聖武天皇を描いた『月人壮士』も良いですが、太宰府左遷後の菅原道真を描いたシリーズは特に好きです。今回の『恋ふらむ鳥は』は、額田女王を主人公に、白村江の戦いから、大海人と大友が戦った壬申の乱までを描いた物語。歌人として知られる額田女王の宮人として生き様が見事でした。あと漢王子の描かれ方が良かったのと、讃良王女の描かれ方は相変わらずですね。娘の名前を讃良とした私の従兄弟は何を託したのかな。2026/02/04

まる

6
高校の國語の和歌の単元で名前と作品の幾つかを知って以来、興味を持ち続けていた額田王。彼女を巡る天智天皇天武天皇、その時代にも関心を持つようになった。一読して思うのは、作家とは大したものだということ。過去に知った天智・天武・額田王の関係とは全く違った視点と設定の展開に驚かされる。戦いの場面の描写には怒号や矢のうなりが聞こえるようだ。そして、政の歌詠みとして生きてきた額田王が人間として歌を詠み始める。それが題名になって、これからの彼女の生を暗示している。解説も読後の理解の助けになって満足な読後感だった。2026/04/11

Nami

2
白村江の戦いから壬申の乱までの額田王がみた物語。自身の才覚を認めてもらえず大海人皇子のもとを離れ、宝女王、葛城皇子に仕える額田王。今の時代なら仕事のできるシングルマザー。おそろしい讃良皇女。漢皇子は歴史的にあまり知られてなかったけれどこの話のなかでは準主人公。2026/05/08

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