内容説明
現在も読者に、そして後進の書き手に多大な影響を与え続ける作家・田辺聖子。彼女の少女時代は、戦争の時代だった。女学校で先輩に憧れ、物語の世界に遊び、空想を膨らませ創作する、その生活に忍び寄る戦争の影。自らの作家としての原点となる日々と反戦の思いをみずみずしく描く傑作エッセイを復刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なぽり
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降伏する宣言を聞いたときに、あの時代の人々の心に生まれたのはどんな感情だったろう。 安堵か、怒りか、喪失か。言葉では言い表せない感情だったに違いないけれど、それでも言葉にして伝えてくれる人たちがいるから、私たちは繋がれるんだろうね。 私からしたら戦争は過去のことだし実感もあまり湧かないけれど、これからの責任は私たちにあるってことを意識しておかないとだな。2025/09/22
Genzoh Minamishima
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戦争ものはいくつも読んできたが、戦時中の日常を描いたものは読んでない。そもそも絶対数の少ない分野なのかもしれない。地域によって違うのかもしれないが、思いの外呑気な日常に思えた。それよりも、筆者の少女時代に書いた小説の完成度の高いこと。青臭さはあるにしろ感心して止まない。ただ、本編を読んでいるのか本書の中の『小説』を読んでいるのか、読み始めの時は曖昧になってしまった。2025/09/01
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