幻冬舎新書<br> 世界経済の死角

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幻冬舎新書
世界経済の死角

  • 著者名:河野龍太郎【著】/唐鎌大輔【著】
  • 価格 ¥1,254(本体¥1,140)
  • 幻冬舎(2025/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344987807

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内容説明

超人気エコノミストによる初めての深堀り対論。

「ドル基軸通貨体制」は永遠ではない。

今こそ知るべき、国際金融のリアル


新NISAの導入をきっかけに海外の金融資産を保有する日本人が増加するなど、日本経済はかつてないほど世界経済への依存度を高めつつある。
そうした中、トランプ大統領による相互関税措置を受け、国際金融市場は大きく揺れ動いている。
しかし、そもそも世界経済には、日本人が見落としがちな「死角」がいくつも存在する。それらを押さえずして先の見通しを立てることはできない。
そこで本書では超人気エコノミストの2人が世界経済と金融の“盲点”について、あらゆる角度から徹底的に対論する。
先の見えない時代を生き抜くための最強の経済・金融論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

89
河野龍太郎さんは「成長の臨界」と「日本経済の死角」を読んで今までの経済評論家とは異なり物事の本質をとらえていると感じました。この本では、世界経済論について唐鎌さんという世界経済のスペシャリストとの対談ということで非常にわかりやすい気がしました。最初の「なぜ働けどラクにならないのか」は「日本経済の死角」でも述べられていたようですが、そのほかの項目は世界経済で今後の予想も述べられています。少し前に斎藤ジンさんの本を読んだのですがそれよりもしっかりとした論点での話が多いように感じられました。2025/12/01

あらたん

58
非常にスケールの大きな話でとても勉強になった。新しい戦前という言葉が流行り出してうるがこれを読むとさらにその思いが強くなった。2025/10/19

チャーリブ

32
誰かが「時代のアップデートができていなかった」と頭を下げていたが、こと経済については専門的すぎてできている人は少ないのではないか。本書は経済の専門家2人の対談が元になっている。テーマは「なぜ働けどラクにならないのか」や「トランプ政権で、世界経済はどう変わるか?」など気になる話題ばかり。個人的には「ドル基軸体制は続くのか」が一番気になったが、「盤石」に見える体制も「信認」次第では激変もありうるといったところ。いずれにしても世界は経済の時代から政治の時代に大転回しているのは確かなようだ。2025/12/02

たらお

24
国が債務を減らすために、増税を分かりにくくする「インフレ税」なるものがあることを知る。実際2~3%インフレなのに、賃金も2~3%しか上がらないと、実質賃金は上がらないことになる。でも、物価UP↑で消費税↑国の徴収額↑。そして、実質賃金は上がっていないのに、所得税は累進課税で上がり、家計は苦しくなるけど、国は債務を減らすことができるというもの。だけど、それって納得いかない、日本企業は危機リスク軽減のために企業内留保して余剰資金を貯めすぎている。株主だけでなく労働者全体の賃金を上げる気運が日本には必要。2025/09/11

メタボン

23
☆☆☆☆☆ 二人のアナリストの対談により、世界経済の諸問題について鋭くあぶり出した良書。日本の賃金が上がらない要因に非正規雇用への依存と正社員のベアの凍結がある。人件費は横ばいだがこの25年で利益剰余金は約5倍。非正規雇用の利用は業務のアウトソースにつながり人材派遣会社や業務委託先の経営者層に上澄みを持ってかれ、コストカットにはならず。フランス革命時の国民議会で議長席から見て右側に座ったのが保守派で、左側に座ったのが急進派。プーチンの周りにいるオリガルヒ(寡頭支配層)と呼ばれる大富豪が経済を支配。2025/10/22

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