汚名

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汚名

  • 著者名:和田はつ子
  • 価格 ¥1,899(本体¥1,727)
  • PHP研究所(2025/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569859583

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内容説明

天然痘と闘い続けた医師・伊東玄朴。その「誤解」に満ちた生涯とは!? 江戸で初めての種痘所設立、蘭方医で初の奥医師登用……数々の功績は、彼のある覚悟ゆえに成し遂げられた。佐賀の貧しい農家に生まれた伊東玄朴は、シーボルトの弟子になり、江戸参府に随行する。シーボルト事件に巻き込まれ、玄朴はお咎めなしとなったものの、義兄源三郎は獄死してしまう。江戸で医者として開業した玄朴は、当時猛威を振るっていた天然痘に立ち向かうため、種痘所の設立を決意。権力者の横槍、漢方医たちの妨害、家族の冷たい目と逆境の中、出世と金にしか興味がない男との悪評を浴びつつも、彼が貫いた決意とは。「料理人季蔵捕物控」「産医お信なぞとき帖」で人気の著者が挑む、感動の歴史小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

163
和田 はつ子 、初読です。蘭方医 伊東 玄朴が主人公の物語も初めてでした。本書は、天然痘との闘いに生涯をかけた幕末の医師の生涯を描く、歴史小説です。現代の新型コロナウィルス以上に、幕末の天然痘に対する理解を求めるのは困難を極めたんでしょうね。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85958-3 8月は、本書で読了です。2025/08/31

ひさか

23
文蔵2024年4月号〜2025年4月号連載の汚名伊東玄朴伝を加筆修正、改題し、2025年8月PHP研究所から刊行。医に取り憑つかれた男、シーボルト、出会い、葛藤、危機、成就、静穏、の7章構成。あっけにとられる系作品ではなく、正統な伝記、歴史小説で内容は重厚。天然痘と闘い続けた医師伊東玄朴は、なかなかの人物です。全く知りませんでした。2025/09/30

mitubatigril

16
何となく名前だけは知ってたシリーズです 伊東玄朴 種痘に奔走して蘭医学を広めて徳川将軍家の奥医師として医師として出世街道をひたすら進みながも罷免され町医者として生涯を過ごす。 最初、再来年の大河ドラマの小栗上野介が主役なのかと勘違いして手に取ると全然違っていて だけどグイグイと当時の医療現場の事から何故に地位を求めるのかまで描いてありすごく腑に落ちる感じで勘違いから始まったとはいえ 手にとって良かったなと感じる作品でした。2025/09/10

TI

6
蘭方医 伊東玄朴が主人公の話。作者には申し訳ないが題材としては面白そうであったが読みにくし面白さ感じられず。2025/08/24

chuji

5
久喜市立中央図書館の本。2025年8月初版。初出「文蔵」2024年4月号~25年4月号。連載時のタイトル『汚名 伊東玄朴伝』を改題し、加筆・修正。天然痘治療に奔走した医師・伊東玄朴譚。天然痘治療譚は、緒方洪庵が主人公の譚を何冊か読みました。本書の主人公「伊東玄朴」は政権中枢に駆け上り権力と金を得て対応したように描かれています。オイラは緒方洪庵のほうが好きですが、苦しむ庶民へ対応する姿勢には感動を禁じ得ません。2025/10/06

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