内容説明
腕貫さんもテレワーク!? 王道の安楽椅子探偵!
旧友が妻殺しで逮捕された。被害者はかつての憧れの女性・ナナ。
驚愕したおれは、記憶と感情の渦に突き動かされ「リモート相談窓口」に向かう――。
日本推理作家協会賞(短編部門)に輝いた表題作「異分子の彼女」をはじめ、
コロナ禍の櫃洗市で発生する奇怪な事件の謎を、公務員探偵がオンラインで鮮やかに解決。
大人気ミステリシリーズ最新作、待望の文庫化!
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文庫版第四巻『必然という名の偶然』の解説を書かれた法月綸太郎さんは櫃洗市を「人殺シティ」と呼んでいたが、言い得て妙である。
本書でも、コロナ禍下であっても、櫃洗市はやはり人殺シティだ。それでもこの町が、なんだか魅力的に見えてしまう。
きっと、そこに生きている人たちが魅力的だから、何より、腕貫さんがいるからだろう。
どれだけ事件が起き、人が死んでも、腕貫さんがいる限り、この町で謎が謎のままで終わることはないのだ。
――織守きょうや氏「解説」より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
23
コロナ禍でオンライン業務となった腕貫さん。殺人事件などに関わりつつも狐につままれたような状況にある相談者と、画面越しでの会話のみで解決する3篇。やっぱり西澤作品はこれだよ!なロジックを存分に味わえました。2025/08/19
マッちゃま
13
御存知 腕貫さんシリーズ第8弾。とはいえ過去作などとのネタバレは無いので本書から読んでも大丈夫な作りの2022年コロナ禍の人殺シティこと櫃洗市を舞台とした中、短編ミステリ集。今作も西澤氏らしい難読難解で珍命な関係者が溢れて、捩れた性や癖の洪水が見られており、この辺りで好き嫌いが別れそうです。マイベストは日本推理作家協会賞 短編部門 受賞となった表題作。ラストの「うわっ!そこだったのか!?」は衝撃でしたよ。でも他の2作品は…でした。僕が馴れたのか?求めていたカタチじゃなかったからか?そんな気持ちが強いです。2025/09/03
ハゲおやじ
10
久しぶりの作者。3つの短編で構成。今どきらしく 腕貫とは直接ではなくモニター越しで相談者の事件(謎)を解いていく。以前は レギュラー人が居た様に思う。表題作が ラストにゾッとし 3話目は そこまで と驚く・・・って 安楽椅子探偵の王道って感じだけど 話が絡み合っているので ついて行くのが ちょっとなぁ。本当に 腕貫本人なのか?と思っちゃうね。今 流行りの生成AIだったりして(ってオチかと思ったけどね)。作者は、2025年11月9日に60代の若さで亡くなっていたのが、不謹慎だが 一番の驚きである。2026/02/22
ソラ
9
【読了】B びっくりするような何かがあるわけではないが、ひたひたと解決に向かっていき、終わってみれば思っていたのと全然違う結末を迎えてるという短編集。2025/08/31
ナオ
9
面白かった!!久しぶりの腕貫探偵さんシリーズ。本書ではコロナの影響をうけてのオンライン相談。いつものレギュラーメンバーに会えない寂しさはあるものの、その分、謎と向き合えるとゆーか。表題作が日本推理作家協会賞に輝いたのも納得の内容でした。後半すっかり騙されたし。読み終えて主人公と同じくらいにビビったし。まー、主人公はこんな目にあっても仕方ないけど(笑) だけど好みは最終話。「ミサキちゃん」のファンになりました。単行本が9月に出るそうで。読みたいけど文庫になるまでは…腕貫探偵さんに相談して収入増を実現したい2025/08/19
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