内容説明
教育や学習の現場で何が起こっているのか、どのような要因が成功・失敗を分ける可能性があるのか等について、客観的に解析する「ラーニングアナリティクス」という近年国内外の研究者たちから注目を集めている研究分野について紹介。第1章では、「ラーニングアナリティクス」の基礎を解説。第2章では、この分野の世界的な動向を紹介。そして第3章と第4章では、国内の動向として、現在最も進んだ取り組みを行っている九州大学の事例と日本全体の取り組みについて紹介。最後に第5章では、「ラーニングアナリティクス」の未来と課題について考察。
目次
第1章 ラーニングアナリティクスって何?
1.ビッグデータ時代の教育
2.ラーニングアナリティクスの定義とプロセス
第2章 ラーニングアナリティクスはどこまで進んでいるか?
1.国際的な研究の動向
2.「LA先進国」で行われていること
3.日本国内での広がり
第3章 九州大学の先進的な取組み
1.全学規模でラーニングアナリティクスを導入
2.M2B(みつば)学習支援システム
3.学習ログをどのように活用するか?
4.これからの課題
第4章 ラーニングアナリティクスの基盤を構築するために
1.ラーニングアナリティクス環境の現状
2.ラーニングアナリティクスの統合基盤を開発
3.大学間をつなぐLAネットワークの構築を目指して
第5章 ラーニングアナリティクスが描く未来
1.未来の学びはどう変わる?
2.未来に向けて解決すべき課題とは?
3.「学びの羅針盤」としてのLA




