内容説明
バラが咲き乱れる家で、新進気鋭の建築家・青川英樹は育った。
上品で美しい母。仕事人間の父。自由に生きる妹。
ごく普通の家族だと思っていた。
だが、妻が妊娠して生まれてくる子が「男の子」だとわかった途端、母が豹変した。
記憶の彼方にしまい込んでいたあの日、一体何が起きたのか――。
身も心も震える、圧巻の家族小説。〈解説〉藤田香織
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カブ
35
美しい母、仕事熱心な父、自由な妹、新進気鋭の建築家で優しい英樹。人も羨むような家族にこそ潜む悲劇。読んでいてちょっとした疲れてしまうような展開。それでも読むのを辞められなかった。2025/10/23
ごへいもち
11
爽やかさはこれっぽっちもないけれど一気読み2025/10/12
マキ
10
圧巻の家族小説。何というか、すべての文面に執念を感じる。遠田作品は、既に四作目だけど、何度読んでも心が震える。2025/09/13
JKD
8
可憐な狂気、恐ろしく優雅な修羅場の雰囲気は終始ヒヤヒヤする。完璧な母親という定義は曖昧だが、何をしても承認を得られないまま少女時代を過ごした恭子が抱く母親像は本当に完璧だったのか。モヤモヤしたまま物語が終わる。2025/11/18
terukravitz
6
★★☆☆☆2025/02/09
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