イタリアの歴史を知るための50章

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イタリアの歴史を知るための50章

  • ISBN:9784750345857

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内容説明

古代ローマ、ルネサンス、そして高度な都市文化を発展させた世界の憧れの地、イタリア半島。近代以降は欧州の混乱に翻弄され、やがて20世紀の世界大戦の時代を迎える。時代ごとに語られることの多いイタリア半島の通史を50のトピックで簡潔に捉えた歴史入門。

目次

はじめに
第Ⅰ部 古代
1 ローマの成立と発展――都市国家から地中海世界の覇者へ
2 ローマの「内乱の一世紀」――カエサルの権力掌握と暗殺
3 ローマ帝政前期のイタリア――「ローマの平和」から「3世紀の危機」へ
4 古代末期のイタリア――キリスト教の普及とゲルマン民族の侵入
第Ⅱ部 中世~ルネサンス
5 紀元1000年ごろのイタリア半島――6~11世紀ごろの北部・中部・南部イタリア
6 コムーネの誕生と展開――11~13世紀ごろの様相
7 南イタリアの展開――外国勢力の支配
8 ローマ教皇庁とイタリア――普遍性と地域性
[コラム1]十字軍とイタリア
9 中世イタリアの港湾都市の興亡――地中海世界とイタリア
[コラム2]イタリア中世都市の形態学
10 人文主義と「国家」の理念――領域国家フィレンツェの新たな歴史像
11 都市コムーネから領域国家へ――中世後期中北部イタリア半島の諸国家
12 市民的宗教――コムーネと一体の信仰
13 中世の都市生活――いかに住まい、いかに生きたか
14 建築家という職能の形成に向けて――フィレンツェの建設現場
15 修道会の活動――聖と俗のあいだで
16 ルネサンスと宗教改革・対抗宗教改革――人文主義の基盤のうえに
[コラム3]イタリアの食文化――野菜が支えるイタリア料理
第Ⅲ部 近代
17 16世紀のイタリア――近世の始まり
18 17世紀のイタリア――動乱のなかで
19 18世紀イタリアの政治――ヨーロッパ国際政治のなかのイタリア半島
20 17・18世紀のイタリア経済学――近代経済学への貢献
21 イタリア啓蒙――ムラトーリとその残響
22 啓蒙改革――18世紀イタリアの改革
23 フランス革命とナポレオン支配――イタリア史を学び、フランス史を学ぶ
24 マッツィーニ、カヴールとガリバルディ――イタリア統一の三傑
25 イタリア統一の過程――「リソルジメント」の時代
[コラム4]イッレデンティズモとトリエステ
26 リソルジメント期の思想と芸術――ロマン主義はどう根づいたか
27 統一後の議会と行政――自由主義期議会の構成・活動と行政の変容
28 クリスピとジョリッティ――ある自由主義の相貌
29 ローマ問題の発生とカトリック運動――国家と教会
30 社会主義運動の台頭――アナーキズムから改良主義へ
[コラム5]南部主義の系譜
31 自由主義期の外交と植民地政策――「列強」の座を求めて
32 イタリア王国の産業――農業と工業の近代化
33 世紀転換期の思想と芸術――ヴェリズモ、頽廃主義、未来派
[コラム6]移民大国イタリア
第Ⅳ部 現代
34 20世紀の幕開け――ジョリッティ時代から第一次世界大戦へ
35 ヴェルサイユ体制と戦後危機――両極化するイタリア社会
36 人民党と社会党・共産党――カトリック政党の誕生と社会党の分裂
37 20世紀前半のイタリア思想――自由主義、ナショナリズム、カトリック、社会主義
[コラム7]イタリアのマルクス主義――グラムシを中心に
38 ファシズム運動の誕生とムッソリーニ政権の成立――苦境から生まれた「ローマ進軍」
39 ファシズム体制――社会と文化のファシスト化
40 エチオピア戦争、スペイン内戦介入から第二次世界大戦へ――ファシスト・イタリアの黄昏
41 レジスタンスとファシズムの崩壊――イタリア共和国の礎
[コラム8]歴史認識と歴史修正主義
42 イタリア共和国の成立とイタリア共和国憲法――国民が選択した共和制と政党間の「協定」としての憲法
[コラム9]地域の個性 北と南
43 戦後再建と中道政治――左右対立と安定の摸索
44 改革と社会運動の時代――経済成長から「鉛の時代」まで
[コラム10]イタリアの女性に妊娠中絶の権利はあるか
45 イタリア型福祉国家の成立と変容――弱い国家と低い体系性のなかで独自に発展する福祉国家
46 第一共和制から第二共和制へ――左右二極化へ向けて
[コラム11]映画で学ぶイタリア史――その扉を開くために
47 憲法改正と分権化――あるべき国と州等の関係の模索
48 ヨーロッパ統合とイタリア――EUへの期待と現実
49 20世紀イタリアの思想(20世紀後半~21世紀)――民主主義についての議論
[コラム12]ヴァティカン 教皇が空を飛ぶこと
50 21世紀のイタリア――南の思想と「中堅」国家
[コラム13]戦争犯罪と戦後賠償
参考文献
イタリア史略年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

12
(図書館)イタリアの歴史の断片を50の切り口から知ることが出来る。著者も異なるため、客観的な多様な知識を得られる。特に文化面に関する章が、知らなかった内容が多く充実していると感じた。2018/09/06

ふぁきべ

10
前から気になっていたこのシリーズ、まずはイタリアから手を出してみた。イタリア史に関する本はかなりいろいろ読んでいるつもりだが、古代ローマ史から近代政治、美術や文学まで網羅的に触れられているので、学ぶことはたくさんあった。さすがにページ数と触れている項目の多さを考えるとかなり駆け足的で理解が追い付かない部分も多くあったが、経済史などへのイタリア人の貢献やイタリア統一から第二次大戦あたりの政治史などかなりいろんな部分に行き届いているので、イタリア史に詳しい人でも一度手に取ってほしい内容。2022/09/21

belier

4
イタリア史はエピソードで飛び飛びに読んでいただけだから、まんべんなく見渡せた感じがする。「千のイタリア」と言われるようだが、半島という性質上、統一された国であるのが当然のように思えて、歴史的にはそうでないことをあらためて感じさせられた。都市国家を巡っての西欧を代表する王族による領有権争いを見ると、ナポレオンまで絡んでいるし、西欧全体の闘争史がここで見れるようだ。19世紀の建国の顛末、第二次世界大戦でのややこしい終戦、戦後史までカバーしている。南北格差は興味深い。ファシズムの歴史はわかりにくく感じた。2023/04/25

K

3
イタリア国家統一以降の近現代史が概観できたのは興味深い。ローマ帝国分裂以降の都市国家乱立状態は各都市ごとに体系立てて理解しないと複雑すぎる。自分のお気に入りの都市をみつけて学んでいきたい。2025/06/09

町営バス

3
多面的な切り口からイタリア史をななめ読み。ローマ帝国の灯は現代では歴史となってしまったが、今でも数々の遺物がある。ぜひ訪れてみたい。2021/06/02

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