内容説明
春陽は生まれつき足が悪く、いつも杖を使っていた。変化のない日々の中、高校二年終わりの三月の雨の降る夜に、小学校時代の人気者、比井路と再会する。小学校の頃からサッカーが得意だった比井路は、なぜかサッカーをやめていた。家にも帰らず仲間達と過ごしている様子の比井路だが、春陽には優しかった。高校までバイクで送迎してくれて、憧れているだけだった場所へも連れて行ってくれる。春陽は自分の居場所を見つけていくと同時に、比井路にも強く惹かれていく。だけど、比井路は大きな秘密を抱えていて……。偶然の再会から始まる、純粋で切ない恋物語。
目次
[1]記憶
[2]再会
[3]怪我
[4]送迎
[5]笑顔
[6]家族
[7]過去
[8]拒絶
[9]告白
[10]秘密
[11]約束
[12]手紙
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
22
生まれつき足が不自由で杖が必要な春陽。変化のない日々を送る高校2年の3月の冷たい雨の降る夜に、小学校時代の人気者、比井路と再会する青春小説。得意だったサッカーをやめていて、家にも帰らず仲間たちと過ごしている様子ながらも、春陽には相変わらず優しい比井路。高校までバイクで送迎してもらったり、憧れの場所へ連れて行ってくれたり、喫茶店で彼の仲間とも知り合う中、自分の居場所を見つけていく春陽。浮き彫りになる様々な思いや、そこからの急展開はなかなか切ないものがありましたけど、春陽の決意がなかなか印象的な物語でしたね。2025/08/07
栗山いなり
8
片足が不自由な少女が小学校時代の人気者と再会する所から始まる青春小説。内容自体はオーソドックスな青春恋愛小説だったと思うけど主人公の境遇が結構重いのが印象的だった。そのせいか途中から読んでて胸が苦しくなってた2025/08/11
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