内容説明
女に弱い謎の武士・上水流倫三郎、実は剣の達人で藩の密命を帯び京に潜伏中。ある日、清水寺で身投げを試みた女を助ける。この一件を手始めに、くノ一、御庭番、騙り師、貧乏公家らが次々と現れ、尊王論をめぐる宝暦事件に巻き込まれていく──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tegi
2
100ページくらい進んでも「これなんの話?」という戸惑いが続くのだがわたしは嫌いじゃない。展開が整理されていない(あるいは語りたいことが物語の道筋よりも優先されている)感は強いけど、憎めない。決して憎めないのであった…。倫三郎の女性の扱いは「駄目だろ」というところもあるが駄目なものとして描かれているのでやっていることのひどさの割に読感はひどくない。とはいえちょっと男性読者向けの気持ち悪さはあるかな…。時代小説の、女性を強く称揚しているが根底には女性の消費がある感じ、そろそろ乗り越えられないものかとは思う。2026/06/18




