内容説明
注目の人類学者と在日三世ライターが語る!
自分の子供と異国の言語で話す文化人類学者と自国の言葉を話せないライターが、自らルーツと言語、そして言葉で表現できないアイデンティティと身体感覚について語り合う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
112
ルーマニア人だけど日本語で書くイリナさん。 不思議な文章です。日本語で読んでるんだけど外国語を理解する時の感覚がある。2026/02/14
ケイティ
30
読むごとにどんどん良くなっていき、たくさん折り目をつけた。日本語が母語ではあるが、慣れないように努める在日三世の尹さんと、生活言語として日本語を使うイリナさん。とはいえ、その距離や存在感の複雑さについての話でなく、言葉と身体性を軸に互いが見ている世界について幅広くやり取りが展開する。本書のタイトルのフレーズが出てくる部分のイリナさんの手紙が、特に素晴らしい。はっきりした考えを率直に綴るイリナさんと、個人的な体験やエピソードを交えた持論を柔らかい言葉で表現する尹さん。期待以上に骨太かつ崇高な1冊だった。2025/08/19
ホースケ
6
独立系の小さな書店で購入。店主のセンスが光る選書には、大型店では見逃してしまうような宝物に出会えるのがうれしい。在日韓国人三世とルーマニア人による日本語での往復書簡。イリナさんの飾らないストレートな表現でされる言葉が何度となく身体に突き刺さる。対して尹さんの言葉もまた身体に根差した確固たる強さを孕んでいる。「人類は言葉を使うから優れているという歴史的な勘違いにいつになったら人は気づくのでしょう。」驕りすぎている出来事が世界中で起こっている現在。しかし言葉による可能性をお二人のやり取りから感じ、心強く思った2026/01/28
cof
1
著者2人の他の著作を読んでいたため、その2人の往復書簡というのに興味を持って手に取った。ちょうど自分が仕事で台湾へ行く時に読んでいたので「自分の母語でない言葉で生活すること」に対する感覚が少しだけわかる気がした。また、ちょうど体調不良とも重なり、尹さんのご病気の時の話など、キリキリ痛むようであった。わかりやすい返信じゃないまま、ズレた感じをそのまま続けるのがすごく興味深かった。短い書簡集だが、いろんなことを考えながら長い時間がかかってようやく読み終えた。2025/12/19
ishida
1
2人ともそれぞれの肌感覚で感じたことを伝え合っていて、それはそれで良いのだが、なんとなく中途半端な気がしてしまった2025/10/08
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