内容説明
第一人者に学ぶ、本当の昭和史とは――
昭和史研究の第一人者である著者が、2000年以降に月刊『文藝春秋』誌上に寄稿してきた怜悧な論考の数々、さらには繰り広げてきた対談、鼎談、座談会、計100本余から15篇を精選して集成。その多岐にわたる内容は縦横に古今東西を往還し、その揺るぎない筆致は激動の時代に役割を負った人間を見つめる厳しさと温かさに満ちている。
東條英機、瀬島龍三、後藤田正晴、二・二六事件、真珠湾攻撃、シベリア抑留、昭和天皇の御聖断……。さらには天皇御製で読み解く昭和、帝国陸軍軍人の品格、戦艦大和と福島原発など、日本近現代史のエッセンスを学びつつ、著者の昭和史研究の原点と矜持にもふれる昭和100年、戦後80年の特別企画。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
23
昭和史を探求する保阪氏の「ベスト・オブ・保阪」的な一冊。半藤一利氏から始まる様々な泰斗の皆さんとの対談に大いに刺激を受ける。2025/12/14
ジャスミン
2
保坂さんの言葉を信じたい2025/09/27
yuuguren
1
タイトルからして学生若者向けの本のように思われるかもしれないが、大人でも楽しめた。第Ⅳ章「歴史をどう引き継ぐか」では日本の中世以降を江戸時代265年間、近代史(明治維新から第二次世界大戦終戦まで)77年間、現代史(第二次世界大戦後)80年間と区分けして解説しているが、これが理解しやすく頭に入りやすい。2025/07/24
startvalue
0
★★★★★2025/08/14




