内容説明
2024年4月から5月にテレビ東京で放送されたモキュメンタリー番組『イシナガキクエを探しています』。放送中に案内される問い合わせ窓口の電話番号が実在するなどリアリティを追求した結果、ネット上では番組内容が事実だと誤認する人や考察する人、「不気味」「怖い」などの声が続出し、一時Xでは日本トレンド1位になる騒ぎになりました。
書籍では放送の舞台裏を知った人物による視点で描かれた書き下ろしの内容とともに、未公開の音声や資料を収録。さらに物語の最後には「イシナガキクエ」に関する特別な映像も用意しております。番組を知らない初めての方でも読める内容となっておりますので、ぜひ本作をお楽しみください。
<あらすじ>
長年にわたり「イシナガキクエ」という女性を探してきた米原実次は、テレビ東京に協力を依頼するも2024年2月に死亡。彼の遺志を継いで公開捜査番組が放送された。全3回放送されたこの番組は、深夜帯にも関わらず大きな反響を呼び、番組に届いた情報は8,000件に及んだ。一方でこの番組は、多くの疑問を残しながらも、非常に中途半端な状態で最終回を迎えることになったため、視聴者の間では大きな物議を醸すこととなった。あの終わり方ではそれも致し方ないとはいえるが、少なくとも番組のスタッフたちは、本当にこれで良いのかと、逡巡し、葛藤していたことを知ってほしい。若くして逝った妹の遺志は継いでやりたかった。私はそのために筆をとったのだから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
93
テレビを見ないabsintheは知らなかったが、深夜テレビドラマがあって、本書はその書籍化らしい。前半はノンフィクションの人探しものかと思ったが、後半はしっかりオカルトしてくれた。モキュメンタリをさらに深めて、テレビ、Youtube, 書籍などをメディアミックスさせている。嘘だとわかっているのに、リアリティある工夫の数々が雰囲気を盛り上げてくれた。古い写真やテレビ映像クリップが効果的に使われている。ディテールを深めればもっと面白くなったと思うが、そこは放送の都合などもあったのだろう。楽しめた。2026/01/27
HANA
65
モキュメンタリーホラー。テレビ版は一話目のみ視聴。五十年以上前に行方不明になった女性を捜索するという内容の番組なのだが、全編を何とも言えぬ異様な雰囲気が覆いつくしていて、こういうのが好きな人には堪らない。個人的に実写の小説と比べて優れている点は視覚的なインパクトにあると思うのだが、本書でも写真や登場人物の様子が収録されておりそちらも十全に楽しむ事が出来るのは素晴らしい。あと先に書籍版読んだのだが、テレビだとあのラストが無いらしいですね。綺麗にオチは付いたものの、宙ぶらりんの不安感は無くなってしまったかな。2025/08/24
のりすけ
35
テレ東ですごいブームになってたやつのノベライズ。単なるノベライズではなく「そうやったんか」と言う部分やQRコードで画像に飛ばしてくれる部分が盛りだくさんで厚さの割には読み応えあり。モキュホラ好きな方には楽しめます。2025/09/11
なお
17
モキュメンタリーホラーというやつなのでしょうか。 写真多めで、動画もQRコードから観ることができ、読書という感じがしなかった。 なかなか面白い体験だった。2025/10/23
あさみ
16
モキュメンタリー、流行ってるんですかね?嘘か本当か分からないようなドキュメンタリーの様なフィクション。タイトル見てホラー感強かったのですが、読んでて気味悪いです。背筋の「とある近畿地方ー」よりある意味、人間っぽくてジメッとした感じ。ドラマやってたの知らなくて見逃しました…ノベライズだから読めたのかな。写真も多く(ちと不気味)、取材映像や作中のテレビ放送された映像など、QRコードも意外と多いです。観るのドキドキでしたが。そんなに怖い内容じゃないはずなのに、気味悪くて読んだの後悔してるのは想像力のせいかな?2025/09/16




