日本経済新聞出版<br> 川喜多長政 映画を産業に育てた日本人

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日本経済新聞出版
川喜多長政 映画を産業に育てた日本人

  • 著者名:佐伯知紀【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 日経BP(2025/07発売)
  • 光る紫陽花!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/7)
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  • ISBN:9784296121236

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内容説明

この人がいなければ、日本人がヨーロッパの名画にふれることはなかったかもしれない。
この人がいなければ、日本人とチャップリンとの幸福な出会いはなかったかもしれない。
この人がいなければ、日本の映画産業は現在のようではなかったかもしれない。

洋画輸入配給会社(現在の東宝東和)の創業経営者を越えて、日本における映画の地位を高め、大きな意味での映画産業の確立に尽力した川喜多長政の初の本格的な評伝である。川喜多記念映画文化財団が全面協力、財団が秘蔵する特に戦前・戦中の貴重な資料・史料・証言も盛り込み、スケールの大きな希代の映画人の全貌を明らかにする。
その審美眼で良質な洋画(特にフランスなど欧州映画において)の伝道者として国際交流に生涯を捧げた「マダム・カワキタ」こと妻・かしこの名は世界に轟く。その活動を支えたのが経営者としての川喜多である。川喜多は優れた日本映画の輸出も目指し、戦前・戦中・戦後を通して国際合作映画の製作にも乗り出した。戦後は数々の公職に就き、映画界の地位向上、産業としての基盤づくりに尽力する。
本書の最大の読みどころは戦中の上海時代である。日本占領下の上海につくられた軍部の宣撫工作のための映画機関の経営。甘粕正彦の「満映」と対照的な「中華電影」時代の川喜多は、現地の映画人と共存することが和平につながると信じていた。過酷な状況の中でも揺るがぬその信念が戦後、一経営者をはるかに越えたスケールの大きな活動につながっていくことが見て取れるであろう。

【目次】
第1章 映画の発見
第2章 上海と中華電影
第3章 映画産業を育む

目次

第1章 映画の発見
第2章 上海と中華電影
第3章 映画産業を育む

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒトコ

3
東宝東和が映画配給会社である事は知っていた。だがその創始者が日中戦争時「中華電影」という国策会社の責任者でもあった川喜多長政という映画人であったとは「李香蘭私の半生」を読むまで全く知らなかった。「満映」は聞いた事があっても「中華電影」は初耳。「満映」との根本的な違い、責任を引き受けた川喜多の覚悟、それは本書全編を通して語られる川喜多の生涯をかけた映画への思いによるものだったのだ。会社の変遷も本書で初めて知った。ナチスドイツの「民族の祭典」がベネチア国際映画祭最高賞を受賞し日本でもヒットしていた事に驚いた。2026/01/22

takao

0
ふむ2025/11/07

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